ブルーチップ ベトナム投資ニュース

具体的には81％のベトナム企業
（2009年第2四半期は62％）が
為替レートの変動が貿易の促進に対して
主な問題であることと評価した。
次いで、運搬、在庫等の
必要なサービスが上げられ（48％）、
政府の貿易政策がそれに続く（34％）。

世界中で調査対象になった企業の多数は
為替レートの変動と需要の低さが
今後3カ月の営業成長に対して
立ちはだかる二つの要素である
としている。
具体的には為替レートの変動が
ブラジル（53％）、イギリス（56％）、
東南アジア（53％）、中国（42％）の
輸出入企業に影響を与える。
アメリカ（36％）とオーストラリア（40％）で
最も懸念される要素は販売市場の不足である。
インド（45％）とUAE（35％）の輸出入企業は
利回り率の低いことと資金借入の可能性について
懸念している。

経済衰退の背景下において
販売側の懸念するリスクは
購入側の精算リスクである。
輸出企業が購入側の精算リスクを管理するため
継続した貿易支援資金を
銀行経由で使用する計画を作成する。
特に、インドとUAEの企業がこの傾向にある。

Lawrence Webb HSBC専門家は
「前払いの方式は
東南アジアとアメリカの市場で
購入側の精算リスクを管理するための
主な方法である。
一方、オーストラリア、イギリス、
ブラジル、中国の輸出入企業は
輸出信用保険を利用する」
と分析する。

この調査によると、
ベトナムの貿易展望の評価は2ポイント増加、
第2四半期の108ポイントから
第3四半期は110ポイントに上がった。
ベトナムで調査された企業の多く（65％）は
商業取引量が今後3カ月も
増加すると考えている。
この65％という数字は
調査対象国で最も高いものである。

ベトナムの輸出入企業の楽観的観測は
引き続き現れると思われ、
63％の企業は国際経済が
今後3カ月にわたり成長すると考える。

国際金融危機により最も大きな影響を受けた国も
貿易の成長については楽観的に考える。
具体的には、アメリカの41％、イギリスの40％、
香港の40％の企業が、今後、
貿易が成長傾向にあると予想している。