ブルーチップ ベトナム投資ニュース

10月7日午後、ハノイ市人民委員会は、
上記計画について協議を行った。

2010年1人当たりのGDP　平均3,500万VND

現時点で、2009年のGDPは6％、翌年は8％に達するとの予測が濃厚であり、
2006～2010年のハノイのGDP成長率は9.85％に留まる見込みとなっている。
これは、当初目標の11～12％に比べかなり低い数値となっている。

輸出額の増加率は21.5％で、
これも目標の27～27.5％を下回る見込みだ。

早期に目標を達成できそうな項目としては、
2010年の1人当たり平均GDPが3,500万VNDを達すると予測されている。
その他、都市部生活者の1人当たりの生活面積が8平米、
人口の95％、農村人口の85％以上に対し、
衛生水の供給を可能にすることが挙げられている。

この5年、土地資源や投資資金を有効利用できないことが
成長の妨げとなってきた。
空白の土地が目的通りに利用されず、
公的財産が有効に利用されない現状が、問題となっている。

年20万人が失業する可能性も

2011年－2015年の経済社会開発計画の中で、
ハノイ市は、2015年のGDP平均成長率を年間9.0～9.5％、
1人当たりGDPを平均7,200～7,500万VND、
輸出額成長率が年間15～17％、
1人当たりの生活面積を8.5平米、
市内ゴミ回収率100％、郊外回収率は80％を目標としている。

計画のGDP成長率を確保するためには、
今後5年間に、社会への投資資金として
1.175～1.23兆VNDを調達する必要がある。

また、農業用地は減少の方針を続ける見込みだ。
2015年までにハノイでは、
農作用地を2010年に比べ25ヘクタール減らし、
全体の41％となる138,000ヘクタールとする予定。

2015年、ハノイ市の人口は約720～750万人。
その中で、労働年齢にあたるのは480万人となる。
2011～2015年までの5年間で、
ハノイ市では土地利用目的の変更に伴い、
20～22万人が失業する計算となっている。

その他、ハノイ市の今後の課題としては、
知識経済の強化、優秀な人材を育成するリーダーとなり、
紅河デルタや東南アジア地域で、
教育拠点としての信用を高めること、がある。