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2009年10月29日

いまだ監査されない越ミルク市場


ベトナムでは、輸入ミルクの価格が
ほかのミルク市場の発展国より
非常に高くなっている。
原因は、現在、ベトナムのミルク市場の
監査「仲裁」役がないことにある。


div style="margin-left:1em;">Raf Somers-
ベトナム・ベルギーミルク投資計画の
最高顧問によると、
ベトナムのミルク市場は、現在、
中央から地方まで、
品質から価格、政策策定まで
監査「仲裁」役がまだ存在していない。

外国産ミルクの価格はベトナム産の4倍
Somersベトナムによると、
現在、ベトナムでは
人口の10%しかミルクを購入できない。
この数字は、
アジア地域のほかの国より低いもので、
当然、歴史が長いミルク市場を開発した
発展国よりかなり低い。
また、ミルクの消費市場は
主に都心部である。

具体的には、ベトナムの最大都市である
ハノイ市とホーチミン市が
ミルク販売総額の78%を占める。

ベトナム・ベルギーミルク計画の統計によると、
ベトナムのミルク消費量は一人当たり
年間9キログラムしかなく、
タイ25キロ、フランス130キロ、
オーストラリア320キロと比較して
かなり少ないものである。

Somers氏は
「現在、ベトナムは子供の
栄養失調の割合が高いが、
これらは所得の低い
貧困生活者に集中しており、
ミルクを購入できない状況である」
と語っている。

ベトナムで消費されたミルクのうち
22%がベトナム国内の原料を使って
生産されたもので、
47%は輸入原料を使っている。
残りの31%は
子供用の外国ミルクの製品で、
これらはすべて輸入されている。

ただ、ベトナム国内の原料は
加工乳製品にしか使われていない。
粉ミルクは100%が
外国から原料を輸入するか、
外国製品を輸入している。
子供用の粉ミルクも主に輸入されており、
ベトナムの消費者も輸入品を好む傾向にある。

「仲裁」役がいない
ベトナム市場に進出している
外国ミルク会社は
消費者を対象にした宣伝や
キャンペーンを行っている。
ただ、これらは
主に市場の情報を乱すだけである。

Somers氏は
「ベトナムは現在、各ミルク会社の
宣伝を確認する「仲裁」機関がない」
と語る。

ベトナムにおけるミルク生産費用は
発展国より低い。
ただ、発展国では、ミルク工業に
長い発展と歴史があり、
乳牛農牧地から始まり、徐々に
ミルク工場、ミルク販売会社を立ち上げ、
段階的に開発してきたため、
ミルク工場と畜産者との権利は
緊密的に関係するが、
ベトナムはその逆である。

ベトナムの場合は、ミルク工場が先に建設され、
その後、農民に乳牛の飼育を勧めたので、
国内生産のミルクの産量が安定的に増加せず、
工場の購入値や工場と農民の関係に
業界や市場が左右されやすいのである。



サイゴンエコノミックスタイムズ 2009年10月28日

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