SCIC Vietcombank株式購入を拒絶せず
国家資金投資運営公社(SCIC)は
国営株主として
Vietcombankの株式購入を
拒絶しないとした。
サイゴンエコノミックスタイムズ 2009年11月18日
国営株主として
Vietcombankの株式購入を
拒絶しないとした。
Vietcombankは国営株主を含む
既存株主に対して追加に
9.28%の株式発行が認可された。
ただ、国有株式は上場されていない。
また、Vietcombankは
IPOで発行された株式しか
上場していない状況である。
今回、資本金の9.28%に相当する株式を
国営株主を含まない外部株主に対して
追加発行する計画は
Viecombankの年初の株主総会で提案された。
この計画は以前、株価62,000VNDで
有利に株式を購入した職員が
その額面と同等な株価で購入できるチャンスを
与えるためのものである。
上場市場でVietcombankの株価が
5万VND前後で取引されているため、
Vietcombankの職員は2年以上株式を保有したが、
出資した資金をまだ回収できない状況である。
各株式会社において、
労働者に対する株式の発行は
株主総会で決定されるが、
Vietcombankの場合は
国有率が90%以上を占めているため、
株主総会で簡単に決めることができない。
そのため、Vietcombankの株主総会において、
国有資金の代理者も代表取締役会に委任し
国営株主を除く既存株主に対する
資本金の9.28%に相当する追加発行計画を
政府管理機関に申請することを合意した。
これにより、2009年7月13日、Vietcombankは
追加発行に関する書簡No.1059を
各管理機関に送付した。
この書簡は「株主が購入したくない株式について、
取締役会が同株式を
他の株主に売却することができる」
ことが記されている。
これに対し、2009年7月30日、SCICは
Vietcombank宛に書簡No.1672で回答した。
それには
「①SCICが2009年にすべての株主に対する
1.122兆VNDに相当する株式を
額面で売却する計画について合意する、
②SCICが既存株主として購入できる株数を
すべて購入申請する」
ことが示された。
一方、2009年9月3日、財務省は
Vietcombank宛に書簡No.12421で回答した。
それによれば、追加発行計画は
株主総会で承認される必要があり、
Vietcombankが国有資金の代理者に報告し、
意見を求める必要もあり、
また、既存株主とは、
追加発行実施時点の株主名簿に掲載される
国営株主およびその他の株主である、
としている。
そのため、国営株主を除く既存株主に対する
追加発行計画が実施できない状況となる。
また、今回、実施が予定される追加発行計画でも
Vietcombankの職員が
高い株価で株式を保有する問題を
解決できないこととなるのである。
SCICがVietcombankの追加発行株式の
購入を拒絶しない理由として
国営株主の利益に影響を与える
といった点が挙げられる。
VinashinからBao Viet株式会社の
2,040万単位の株式を
当初の出資額1.467兆VNDで購入したことと
SCICがVietcombankの件を同様に考えると、
SCICがBao Vietの株式を
上場株価の半値以下で購入し、
国の資金を700億VND
節約することができる。
では、なぜ、SCICは
全く違う方式で対応したのであろうか。
これは、一方がVinashinであり、
他方がVietcombankの職員等といった
個別・個人の投資家である、
といった理由であろう。
既存株主に対して追加に
9.28%の株式発行が認可された。
ただ、国有株式は上場されていない。
また、Vietcombankは
IPOで発行された株式しか
上場していない状況である。
今回、資本金の9.28%に相当する株式を
国営株主を含まない外部株主に対して
追加発行する計画は
Viecombankの年初の株主総会で提案された。
この計画は以前、株価62,000VNDで
有利に株式を購入した職員が
その額面と同等な株価で購入できるチャンスを
与えるためのものである。
上場市場でVietcombankの株価が
5万VND前後で取引されているため、
Vietcombankの職員は2年以上株式を保有したが、
出資した資金をまだ回収できない状況である。
各株式会社において、
労働者に対する株式の発行は
株主総会で決定されるが、
Vietcombankの場合は
国有率が90%以上を占めているため、
株主総会で簡単に決めることができない。
そのため、Vietcombankの株主総会において、
国有資金の代理者も代表取締役会に委任し
国営株主を除く既存株主に対する
資本金の9.28%に相当する追加発行計画を
政府管理機関に申請することを合意した。
これにより、2009年7月13日、Vietcombankは
追加発行に関する書簡No.1059を
各管理機関に送付した。
この書簡は「株主が購入したくない株式について、
取締役会が同株式を
他の株主に売却することができる」
ことが記されている。
これに対し、2009年7月30日、SCICは
Vietcombank宛に書簡No.1672で回答した。
それには
「①SCICが2009年にすべての株主に対する
1.122兆VNDに相当する株式を
額面で売却する計画について合意する、
②SCICが既存株主として購入できる株数を
すべて購入申請する」
ことが示された。
一方、2009年9月3日、財務省は
Vietcombank宛に書簡No.12421で回答した。
それによれば、追加発行計画は
株主総会で承認される必要があり、
Vietcombankが国有資金の代理者に報告し、
意見を求める必要もあり、
また、既存株主とは、
追加発行実施時点の株主名簿に掲載される
国営株主およびその他の株主である、
としている。
そのため、国営株主を除く既存株主に対する
追加発行計画が実施できない状況となる。
また、今回、実施が予定される追加発行計画でも
Vietcombankの職員が
高い株価で株式を保有する問題を
解決できないこととなるのである。
SCICがVietcombankの追加発行株式の
購入を拒絶しない理由として
国営株主の利益に影響を与える
といった点が挙げられる。
VinashinからBao Viet株式会社の
2,040万単位の株式を
当初の出資額1.467兆VNDで購入したことと
SCICがVietcombankの件を同様に考えると、
SCICがBao Vietの株式を
上場株価の半値以下で購入し、
国の資金を700億VND
節約することができる。
では、なぜ、SCICは
全く違う方式で対応したのであろうか。
これは、一方がVinashinであり、
他方がVietcombankの職員等といった
個別・個人の投資家である、
といった理由であろう。
サイゴンエコノミックスタイムズ 2009年11月18日