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2009年12月25日

安定続く USD/VND為替レート


国家銀行総裁は、
各国営公社が銀行に外貨を売却することに関するガイドラインが、
来週月曜日に発行される予定であると、発表した。


この2週間、銀行システム内の為替レートと、
商業銀行のUSD売却値は維持されていた。

12月10日から現在まで、銀行システム内のUSD/VNDの為替レートは
1USD/17,941VNDで維持されてきた。
それにより商業銀行のUSDの売却値も
上限価格の1USD/18,479VNDで維持されていた。

これは、外貨市場が大変動してきたこの2年間(08~09年)では
たいへん珍しいことである。

為替レートの変動に関する最も具体的な動きとは、
商業銀行が毎日USDの購入値を調整することだ。
今週頭、USDの購入値は、売却値とほぼ格差なしで、
12月24日時点の差は5VNDであった。
それが、25日朝、購入値が急落、1USD/18,459VNDとなり、
売却値を20VND下回った。この差の開き方は年間通しても珍しい。

国家銀行は、USD/VNDの為替レートの安定に大きな力を注いできた。
また最近になって、国営企業が銀行に外貨を売却する状況も改善されてきた。
ただ、これらの企業は銀行の得意客であり、
以前、金利支援制度を利用し、VNDで資金を借り入れた会社が多い。

Giau国家銀行総裁は、
銀行システム内の為替レートの維持は普通であると考えている。
現在、外貨市場は政策、その他の影響から次第に安定してきている。
自由市場でもこの数日で、USDが急落した。

年末は、企業の決算シーズンとなるため、
各銀行とも外貨預金が減少傾向となっている。
そのため、最近になって、数社の商業銀行がUSD預金金利を引き上げた。



InfoTV 2009年12月25日

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