« 2010年ボーナス支給額出揃う | メイン | 2010年FDI調達目標 前年比10%増 »

2010年01月11日

外国投資資金 今年も好調の予測


ベトナム証券市場の順調な回復を受け、
外国投資家の参加も積極的になってきている。


2010年、ベトナム証券市場はマクロ経済の積極的な変動と共に、
前年より安定的であり、活動的な発展を期待されている。
この時期、各投資ファンドは外国投資家に対し、
積極的にマーケティングを行い、資金調達を行っている。

Aureous Capital投資ファンドは、国際投資業界の中でも大規模投資機関で、
現在世界で16のファンドを管理している。
Pham Thanh Sang-Aureos社長は、2010年の越証券市場について、
以下のように語った。

当初、越企業への第1投資ファンドは、1億USD規模で開設された。
各投資家もベトナムに対し具体的な目標を立てていなかった。
現在は第1投資ファンドの活動も良好で、
第2ファンドが2.5億USDの規模を有する状況となっている。
このファンドは今後もベトナムを中心に投資を行っていく予定だという。

「外国投資家は、2010年、ベトナムのどの部分に最も注目しているか。」
と言う質問に対し、同社長は、
安定的なマクロ経済と外国投資ファンドの活動の関係手続きである、と答えた。
また、経済危機後の外国投資家は、
投資資金の運用に慎重なっている、としている。

Pham Khanh Lynh-VFM副社長は、最近の外国投資家業界は、
ベトナム証券市場に対する関心が以前より高まっている、と話す。
特に、アジア地域の投資家が積極的である。
利回り率やPERは以前ほどの魅力がなくなっているものの、
ベトナム証券市場には他の魅力があるという。

例えば、政治の安定や、経済対策の柔軟さによって、
マクロ経済が順調に成長していることなどだ。
その他2010年は、証券市場が積極的に変動すると予測されている。
それは外国投資家が、越市場に参加するにあたっての需要な要素である。
1月9日Pham氏は、200人の台湾投資家と、シンガポール投資家に対し、
ベトナムへの投資背景について紹介する予定であるという。

また、Nguyen The Lu-SAMファンド管理会社会長 はこのように語る。
外国投資家は、ベトナム証券市場に強い関心を示している。
機会が来ていることは明らかだが、
外国投資資金が市場に導入するかどうかは株価の高低による。
今は、証券株価全体についての評価よりも、
具体的な銘柄について検討するべきである。

現在、外国投資家は以前と違い、自らの判断で株式購入は行わない、
コンサルティングに依頼するのが主な手段だ。
ハノイ証券取引所に上場している会社や、
UPCom市場に上場している会社の株式に投資し、
高い利益を得ることも可能である。
大企業の株式の代わり、成長時期に入っている小規模企業の株式を選択すれば、
当然、投資戦略を慎重に検討し、企業情報や状況分析をする必要もでてくる。



サイゴンエコノミックスタイムズ  2010年1月11日

« 2010年ボーナス支給額出揃う | メイン | 2010年FDI調達目標 前年比10%増 »

    ・本資料に記載された情報の正確性・安全性を保証するものではなく、
     万が一、本資料に記載された情報に基づいて
     皆さまに何らかの不利益をもたらすようなことがあっても 、一切の責任を負いません。
    ・本資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、
     投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。
    ・本資料の全部または一部を無断で複写・複製することを禁じます。

運営会社編集方針お問い合わせプライバシーポリシー