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2010年01月27日

ベトナム10億USD債券 6.95%の金利で売却成功


ベトナムは1月25日(アメリカ時間)までに、
10億USDの10年期限債券を
6.95%の年間金利で売却することに成功した。


この金利は、同期限のアメリカ債券より332.7ポイント高い。

購入申請額は24億USD(売却額の2倍以上)。
購入側は主に、ファンド管理会社、資産管理会社が73%を占めた。
次点は保険会社、年金(10%)。
地域別では、アメリカ投資家が56%を占め、アジア(28%)、ヨーロッパ(16%)が続く。

このように、2回目となる今回のベトナム国際債券発行は成功した。
前回は2005年1月に行われ、7億5千万USDを、年間金利7.125%で調達した。

今回の発行保証機関として選抜されたのは、
Barclays Plc、Citigroup Inc. と Deutsche Bank AG。

ベトナム債券の販売は、当初1月22日に行う予定だったが、
米オバマ大統領が金融システムの改善計画を発表したため、
ウォール街の金融情勢が大きく変動し、見送りとなった。
また、1月22日の金融市場の消極的影響により、
ベトナムは入札日を1月25日に変更した。

1月21日時点で、香港とロンドン市場では
投資家の購入申請額が10億USDを超えていた。

フィリピンは1月7日、6億5千万USDの10年期限債券を、年間金利5.674%で発行した。
インドネシアは1月12日、20億USDの10年期限債券を、年間金利6%で発行した。

現在、ベトナムは Moody'sによりBa3レベル、
Standard & Poor'sによりBBレベルで評価されている。
これはフィリピン(Ba3/BB-)、インドネシア(Ba2/BB-)をはじめ、
アジア地域の数カ国より高いレベルだ。



Vneconomy.net  2010年1月27日

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