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2010年01月27日

民間企業の質 企業法以降の10年と今後


企業法を実施したこの10年間について、民間企業の質を振り返る。

企業法・投資法実施ワーキンググループの報告によると、
民間企業が全体を占める割合は急増し、力強いエネルギーを示している。
また、民間企業の質も徐々に向上している。


しかし、上記のような評価には、多くの専門家が反論している。

ワーキンググループは民間企業の質に対して
常に「特別な印象」と言う言葉を繰り返し使用している。
2009年、8300社が新規登録の申請を行った。
これは1990年~1999年代の約2倍の申請数だ。
社数の割合は、1000人の国民あたり5社に上がり、アジア地域の平均割合に並んだ。

また、民間企業の活動規模も急速に増加している。

<2000年→2008年の増加率>
 純売上:約1,500%増
  利益:約2,700%増
 主資金:(1社あたり)約3倍
平均利益:(1社あたり)約5倍
雇用人数:約500%増(858,622人→4,339,579人)
  所得:(一人当たり)約400%増
また、活動の割合は50%を占める。

FDI企業、国営企業と比較して、民間企業とFDI企業のギャップは少しずつ縮小され、
民間企業人気も徐々に上昇している。

統計総局の集計によると、
2008末までに活動している民間会社は179,000社、50%近くを占める。
しかし、税務総局の統計では、272,000社が活動、73%を占めている。
この両データ間には大きな差違があるが、適切な説明はない。

Nguyen Dinh Tai国営企業管理委員会委員長は
「実際の資料と正式発表された資料の違いは大きい。
 多くの外国機関の研究や評価も、この難関に対面している。」
と言った。

この問題についての分析

ベトナム企業は、数十年間におよぶ官僚制度の影響を受け
情報の隠蔽は常識になっていた。
そして、営業環境や法律面でも、企業の情報公開は未だ支援されていない。
透明性の向上のためには、企業が利益よりも高い経費を払う必要がある。

Tue Anh博士CIEM専門家は以下のように述べた。
「民間企業は急速に発展しているが、大きくはなっていない。
 情報の透明性を改善したいところだが、
 紙上に記録できない必要経費が大きすぎる。
 国営企業で1ドンの資金が作られる利益は、民間企業の利益より高い。
 財源・利益間の効率ギャップが大きい。
 民間企業は勤勉だが、実際に得る利益は国営企業よりも少ない。」



Vneconomy.net 2010年1月27日

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