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2010年02月22日

インフレ:管理機関楽観、専門家懸念


管理機関は、2010年のインフレを、
国会の目標である7%以下に抑えられるとしているが、
多くの専門家は「7%以下に抑制することは
非常に難しい」と懸念を示している。


ベトナム国家年度予算管理機関の代表者である
Vu Van Ninh財務大臣は「国会が批准した7%以下の
物価上昇の目標を実現できる根拠がある」と述べた。

インフレが大きく上昇する原因に、
石炭、電気等の日用品の価格が引き上げられ、
給与も引き上げられることがある。
2009年には日用品の価格が引き上げられたが、
物価が然程変動せず、てコントロールできた。

国家銀行の要人も、インフレの上昇については
あまり心配する必要がないと言う。
2010年年初に国家銀行が、銀行及び経済の流動性を
改善するために、オープン市場に資金を供給した。
ただ、国家銀行の資金供給は、旧正月の国民と企業の
清算と消費の需要を確保するために行われた。
旧正月後に、国家銀行がこの資金を回収するため、
インフレに対して大きな圧力をかけない。

この楽観的な観点と逆に考えるVu Dinh Anh-市場研究院教授は
2009年12月から今までインフレが1.38%上昇し、
2009年で最も高いために、2010年にインフレ上昇が戻ると警告した。
2010年1月のCPIも同様に上昇し、
旧正月の2月に更に上昇する可能性が高い。

Anh教授は、2010年のインフレ上昇に関する想定を発表した。
インフレの上昇は、ベトナムマクロ経済の運営方式に大きく関係している。
「市場規律、適切なマクロ経済政策と市場管理政策が実施される場合は、
2010年にCPIが10%以下に抑えられるが、
その中で一つの要素でも確保されない場合は
CPIが12%~15%に上昇する可能性もある。」

Le Dinh An-国家経済社会情報センター所長は
「インフレが再び大きく上昇する危機は避けられない」とした。

2009年には資金貸出総額が2008年より37.7%増加し、
GDP成長率が7倍増加した。産出量は流通の資金に堪えなかった。

2010年のベトナムのインフレは、依然協議を要する課題である。
2008年5月に行われたインタビューにおいて、
Vo Hong Phuc計画投資省大臣は「管理不足のため、
2007年の最初の7ヶ月間のインフレが6.19%に上昇した
(2006年の年初7ヶ月ではインフレが4.4%しか上昇しなかった)が、
その後、首相が8月と9月に厳しく指導した関係で、
1ヶ月の上昇率は0.5%に抑えられた。
ただ、その後引き続き厳しく管理しなかったため、
残りの3ヶ月の10月、11月、12月にCPIが5%上昇し、
2007年の1年間でCPIが12.63%上昇した」と述べた。



Vneconomy.net 2010年2月22日

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