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2010年03月05日

ベトナム道路 過半が要整備


現在、交通量の急増に伴い、
ベトナムの道路の多くが、深刻な老朽化に直面している。


しかし、昨年10月からの道路メンテナンス予算は、
まだ紙面状に留まり実行に移されていない。

3月4日、交通省幹部は、道路の老巧化について以下のように語っている。
老朽化の原因は様々である。
経済発展と共に、交通量が急増してきていること。
特に、大型トラック、コンテナ車の増加に伴い、
整備された道路が直ぐぼろぼろになってしまう。
そのため、道路整備予算を作る必要性が強まっている。

現在、全国に張り巡らされている道路は全長約218,500Kmで、
そのうち、高速道路が17,290Kmとなっている。
中でも17%は老朽化が進んでおり、
16%はさらに深刻な老朽化に陥っているという。
国内道路の実に3分の2が直ちに修理、メンテナンス必要とする状態である。

特に、中部の道路は治水状況と合わせて整備されたため、
台風時期には、たびたび洪水や山崩れなどに見舞われている。

ベトナム道路管理局の統計によると、
2009年末までに、国内の道路は10年前から3,871Kmが増設されたが、
特定の修理・メンテナンス予算は全く設けられていないのだという。

交通省幹部は、2008年の高速道路の整備予算は1.915兆VNDを設けたが、
それで対応できたのは需要の50%にも満たなかった、と話す。

道路整備用予算の開設は以前から提案されていたが、
2009年交通法が施行されて以後、
ようやく整備予算が具体的に研究されはじめた。

計算によると、現在の道路通行料の収益は年間約1兆VNDで、
メンテナンス需要の40%にしか対応できない状況であるという。



Vneconomy.net 2010年3月

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