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2010年03月05日

在ベトナムFDI企業 脱税目的で赤字報告多数


ホーチミン市税務局が、外国直接投資関係企業20社対し行った調査によると、
全企業の売上が年数百億~数千億VNDに達する一方で、
長年連続して赤字報告を行い、生産活動の拡大を図っていたことが明らかとなった。


典型的な例としては、台湾の縫製会社が、
長年続けて赤字報告を行う一方で、活動規模が10倍となっていたという。
税務局は発覚後直ちに、企業に説明を求めたが、
各企業はさらに驚きの結果を提出した。
20社中18社が実は黒字であり、制約を書いた企業もあったのだ。

調査の結果、2008年に納税報告を提出した1,254のFDI企業のうち、
黒字企業は708社(61.35%)であった。
赤字報告を行った企業は主にアジア資本が多かった。
最も多数だった国は韓国で全体の30%、
次いでシンガポール(12.57%)、日本(9.04%)、台湾(7.49%)と続く。
赤字報告を行った企業は、
主に製造業、通信、縫製、靴等分野で営業を行っていた。

この問題は、在ベトナムFDI企業が海外の親会社に対し、
不当に利益を送金している事実を浮き彫りにした。
同時期で比較しても、ベトナム縫製企業が黒字であった時期、
FDI企業は赤字報告を行っていた。

赤字報告したFDI企業には同様の特徴が見られる。
これらは、顧客と資材調達先が親会社と同一である、ということだ。



Vneconomy.net 2010年3月5日

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