ブルーチップ ベトナム投資ニュース

世界中で工場生産が拡大しており、
世界経済の安定回復に対する期待が高まっている。

ヨーロッパの工業生産も急速成長し、
ドイツはこの10年間で最も高く成長した。
ただ、エジプトだけは、
ローン問題などにより、まだ回復には至らない状況となっている。

アメリカ経済は、当然まだ多くの課題に直面している。
例えば、各国の厳しい信用政策により、
消費需要が制限され、失業率も高い水準を維持している。

工場生産の回復はPMI指数で測れる。
アメリカの、3月の生産分野のPMIは59.6ポイントで、
2月の56.5ポイントから上昇した。
中国のPMIは、3月に55.1ポイントで、
2月の52ポイントから、やはり上昇している。

いずれにしても、経済危機前の生産力に回復するまで、
まだ長い時間がかかりそうである地域が多い。
ヨーロッパは、1月の生産能力が2008年4月の－16％となっている。
アメリカでは、2月の生産能力が経済危機前の－12％。
ただ、アジア地域に限っては
金融危機前を超えている結果となっている。

生産力は経済危機後、最初に回復する分野であるが、
今回の危機は、第2次世界大戦後、
最も深刻で長期に渡るものである。