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2010年06月15日

ベトナム 経済危機に適切な施策


ベトナムのマクロ経済は、まだ不安定だが、
銀行の危機は発生していない。


世界銀行は、ベトナムの経済状況に関する報告書第6号で、
「他の多くの国より国際経済危機をうまく乗り越えた」
と、評価している。

世銀によると、これは、ベトナム政府が経済の変動に対し、
適切に対応できた成果である。

ベトナム経済は、3年間のうちに、安定的な発展遂げ、
さらに急速な発展から、安定化・需要引き上げを成功させ、
最終的に経済のバランスが取ることができた。

ベトナム政府は、政策の調整に時間を掛けない。
つい先日も、大規模の需要引き上げ対策に、税金の減免政策、
政府消費の引き上げ政策、資金貸し出しの急成長抑制政策が
共に実施され、国内の需要引き上げと経済成長の維持に成功。

国際経済危機が発生した2009年にも、
ベトナムの商品やサービスの輸出は、
GDPの約67%をも占めていた。

ただ、同報告書によると、ベトナムの発展には、
適切な情報公開と情報交換が不可欠である。
市場は政府の動きに敏感で、積極的な対応に反応するため、
早めに状況に合った政策観点に変える必要がある。


++GDPは、2009年に5.3%の成長率に達し、
そのうち、第4四半期に6.9%を達した。
2010年の第1四半期の成長率5.8%は、
あまり印象的なことではないが、
ベトナム成長が停止するわけではない。

++ 2009年、経済改善政策が実施後初めて輸出額が減ったが、
減少額はアジア地域の中で、まだ低い方であった。
現在までに、輸出の成長率は、危機前の約30%相当になった。

++ インフレが2008年の19.9%から2009年の6.5%に減少。
2009年末又は2010年初頭にインフレが上昇する危機があったが、
毎月の物価上昇率はさほど高くない。

出典:ベトナム経済状況に関する世銀の報告書第6号


Vneconomy.net 2010年6月14日

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