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2010年06月29日

2010年GDP成長率 目標達成の可能性大


ベトナム経済に関する最新の予想によると、2010年、
ベトナムのGDP成長率が6.5%に達する可能性が高い。


基本的な要素として、ベトナムの貿易相手のGDPが
2009年より3.5%増加し、原油が22.6%増加、
原料・資材価格5.8%上昇、世界で農産物価格は3%の上昇、
外国直接投資資金の実施額が10%増加し、
ベトナムが引き続き厳しいマクロ経済政策を実施する場合、
2010年にベトナムが6.54%のGDP成長率に達する可能性が高い。

上記のGDP成長率の予測は2010年の計画より高いが、
ベトナム経済発展に関する他の研究機関により発表された
最新研究結果よりかなり低い。
「ベトナム-国境を探し出す」というStandard Charteredの
特別報告書の中では、2010年にベトナムのGDP成長率が
約6.7%に達することが予想されている。
それ以前に、HSBCも、2010年のベトナムのGDP成長率が
6.8%に達すると予測していた。

上記は大きく開かれたベトナム経済市場が、
国際経済の積極的な回復により受けた良い影響と、
最近のベトナムのマクロ経済の変動状況に基づき作成された。
つい先日、国際通貨基金 (IMF)は、ベトナム経済成長率の予測を
年初の6%から6.5%に引き上げた。
同機関も世界中の経済が予想より早く回復していることを評価した。

5月に発表された貿易信用指数に関するHSBCの調査結果によると、
ベトナムを含む数カ国で、5000社以上の輸出入企業が、
今後6ヶ月間に貿易額が増加することを確信しており、
調査対象になった17市場の中で、ベトナム企業の信用が最も高かった。

これらの積極的な動きにより、CIEMの専門家は高い目標を立て、
GDP成長率を6.8%~7%と期待している。

ただ、経済成長率が伸びると、資金貸出も30%増加し、
インフレが9.5%上昇する可能性があるので、
国家予算の超過支出及び貿易赤字も増加するだろう。
CIEMの基本計画の中で、インフレの上昇率と資金貸出成長率は
それぞれ8.5%と25%である。IMFの計算によると、
GDPが6.5%に達する場合、インフレが政府の目標の8%を超え、
最高10%に達する可能性がある(食品の価格と原料の価格が安定する場合)。
また、Standard Chartered Bankの予測の中では、
2010年のベトナムのインフレが非常に高い(10%以上)。

現在、ベトナム経済は急速に回復している時期である。
他にも、国際経済の回復による影響も受けているため、
ベトナムGDPが期待通りの成長率を達する可能性が高い。



投資紙  2010年6月28日

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