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2010年08月19日

ベトナムにおける「.com」の未来


オンライン清算及び消費者心理が
ベトナムの「ドットコム分野」の将来に対して大きく立ちはだかる。
この10年間でベトナムはIT分野に大きく投資した。


Google VN等の検索エンジン、Yahoo、Zing等の情報収集、
約9千存在する電子売買サイト
(企業間のB2B方式、企業・個人顧客間のB2C方式、個人顧客間のC2C方式の取引)、
Vinagame、FPT、 VTC等のオンラインゲームがある。

IT企業は数多いが、現在どのように存在して、
どの程度売上があるのか。
将来の発展展望にはまだ大きな課題がある。


中国から見る

中国のIT分野は
ベトナムより少し前にブームとなり、発展した。
Baidu、Alibaba、Tencent等の有名なサイトが急速に開発され、
eBay, Amazon, Yahoo!等のアメリカ系大企業に
立ち向かっている。

中国で活動している外国企業は
Linuxと携帯電話が発展している
中国のインターネット市場を理解できなかった。
また、中国政府は企業への多大な支援や、
外国企業の活動に対する難問に取り組んでいる。

中国とベトナムを比較すると共通点がある。
例えば、Tencentと同様に Vinagame(ベトナム会社)が
5年間で統合的な活動を行い
(オンラインゲーム、情報提供、電子売買、社会ネット)、
5000万USDの売り上げ、
ベトナム内で最高の売上に達したIT企業である。

また、eBay、Alibaba等の外国の大企業は
ベトナム市場に参入する際に
独自で営業活動を開発することができない。

eBayは2007年にベトナムに導入したが、
言語及び消費習慣の問題で
1年後にはあまり営業活動を拡大することができず、
ベトナムの上位電子売買会社であるChodientuと
提携することになった。
その後、このサイトがChodientu eBayと改名し、
個人とベトナム企業がサイトを通じて
全世界のeBayサイトと接続することができるようになった。

eBayだけでなく、中国のAlibabaは
OSB投資技術株式会社と提携する予定がある。
この様な提携はベトナム企業に大きな利益を与える。
Alibabaの代理であるOSBは、
PR経費だけでも3000万USD必要であると発言した。

また、OSBはAlibabaで
輸出製品の販売を報告している企業の
5千口座を利用することができる。

IDG Venturesの投資については
Vatgia.comを他の外国投資家より50億USDで買収したいと発表した。
ただ、戦略的な提携後の売上の成長について、
Chodientu, eBay, OSB, Alibaba等が
詳細な情報を提供していない。

また、電子売買分野の発展を促進するための
投資ファンドの役割が大きい。
現時点まで多くのIT企業が
外国投資ファンドの投資を受けている。
例えば、IDG Ventures (30社以上)や、
VinaCapital(5社以上)などである。

上記共通点を見ると、
多くの人がベトナムの同分野の明るい未来を期待しているが、
実際、ベトナムの電子売買開発にはまだ様々な問題がある。


オンライン清算

今までオンライン清算が一番大きな難関問題である。
世界のB2B、B2C方式の電子売買会社の収入源は
販売側の広告料及びオンライン取引収入である。
しかし、これまでのオンライン取引からの収入は
まだ非常に低い。これは電子売買の習慣がまだないからである。

2006年から2008年までの3年間で
オンライン清算を利用する企業は全体の約3%しかない。
現金で銀行を通じて清算される方式が企業の70%に選択されている。

現在、ベトナムで4つの電子売買会社がある。
それはVatgia (baokim.vn)、 Chodientu (vinapay, nganluongサイト)、
123muaとahaである。
これらの会社の主な収入源は広告料収入である。
ただ、オンライン広告の売上が2009年は約600万USDで、
広告分野全体の2%しかない。

また、世界で有名なIT企業もベトナムに来た。
例えば、ECVN とGophatdatは
調査対象の企業にそれぞれ5%と6%注目されている。
韓国のEC21は2%、中国のAlibabaは7%だった。

現在、ベトナムで電子売買が国内生産総額の
0.3%~0.4%を占めているが、
アメリカでは7%である。
ベトナムの電子売買が7%に達するには
最低10年はかかりそうである。


消費者の心理

企業だけでなく、ほとんどの消費者が
まだ安心して電子売買を利用していない。
ホーチミンの1千戸に対する調査結果によると、
45%の家庭と人がサービス自体を信用せず、
37%がリスクの高さから
オンライン清算のサービスを利用しない。

電子売買と同様に社会情報のサイトを
検索したい人が2007年と2008年に急速に増加したが、
2009年までに市場は飽和状態になった。

2009年第1四半期のFTA会社の調査結果によると、
ホーチミン市、ハノイ市、Da Nang市、
Can Tho市等の大都市に住んでいる
17~30歳の若者の76%は
社会情報をネット検索する時間を増やしたくない。


サイゴンエコノミックスタイムズ 2010年8月18日

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