« ベトナム企業の競争力はまだ弱い | メイン | ファンド管理会社に対する圧力 »

2010年08月30日

VND/JPYの為替レート 10%上昇


輸出税を算出するVND/JPY為替レートが、
2009年末と比べ10%以上上昇した。


日本円が続伸し、ベトナムの輸出活動を支えているが、
ODA借款と貿易借款に対する負担は大きくなっている。

上記内容は、計画投資省により
8月及び年初8ヶ月経済・社会状況報告書の中に
掲載された。

計画投資省によると、日本円はこの間に
ベトナム経済に消極的な影響を与えた。
日本はベトナムの巨大な貿易パートナーであり、
ベトナムにとって輸出超過国である。

日本円の上昇は、日本市場におけるベトナム商品の競争力を高め、
ベトナムの最大輸出先である日本への輸出価値と輸出量を高め、
ベトナムの輸出額を増やす。

計画投資省の資料によると、年初6ヶ月で
日本へのベトナムの輸出額は35億USDに達し、
31%増、全体の輸出速度より2倍大きい。
そのうち、年初6ヶ月で、日本からの輸入超過額は
5億USDに達した。
計画投資省は「今年の日本からの輸入の見込み額は、
去年の輸入超過額より11億USDより低くなる」と述べている。

当然、日本はベトナムの最大ODA支援国である。
そのため、日本円の上昇は、ベトナムの借金の価値を増加させる。
その他、ODA借款とJPY貿易借款が円の上昇により影響を受ける。

国家銀行の知らせによると、8月21日まで有効である
VND/JPYの為替レートは、221.48VND/円。
また、2009年末(12月21日から31日まで)に適用された
為替レートは200.70VND/円。
そのため、VND/JPYの為替レートは10.35%増となる
(2009年には約8.5%を上昇)。

計画投資省によると、今までベトナムに対する日本のODA援助額は
約1兆3940億兆円(157億USDと相当)。



Vneconomy.net  2010年8月30日

« ベトナム企業の競争力はまだ弱い | メイン | ファンド管理会社に対する圧力 »

    ・本資料に記載された情報の正確性・安全性を保証するものではなく、
     万が一、本資料に記載された情報に基づいて
     皆さまに何らかの不利益をもたらすようなことがあっても 、一切の責任を負いません。
    ・本資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、
     投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。
    ・本資料の全部または一部を無断で複写・複製することを禁じます。

運営会社編集方針お問い合わせプライバシーポリシー