ブルーチップ ベトナム投資ニュース

世界の人口の多い都市がある上位183カ国を対象として行われた
営業環境の調査によると、
ベトナムは最も大きく改善された国の１つとなった。

この5年での、ベトナムの営業環境の改善は中国に次ぐもので、
格付けはアジア中でもシンガポール（1位）、
タイ（19位）、マレーシア(21)に続く形となった。

企業設立、建設許可の発給、資金借貸手続きの簡素化などにより、
営業環境が大きく改善されたことで、
格付けが大きく繰り上がったものと思われる。

企業設立申請は一つの窓口となり、
営業登録と納税番号の申請手続きを組み合わせ、
判子作成申請手続きなどが排除された。

不動産所有権の譲渡に関する税金も50％減となり、
建設許可発給も簡略化された。
資金貸付も同様である。

ただ、投資家の保護、納税、企業解体、企業設立基準に関する規定は
まだ不十分であり、
今後ベトナムが現状(100位～173位)から上位を目指すためには、
そうした規定の整備が条件となりそうだ。