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2010年11月19日

対越投資のメリットとは


中国の人民紙が掲載した対越投資関連記事によると、
ベトナムは安定した政治、経済成長率の年5%以上、
若年層の多さ、工業化・現代化への積極性などの理由により、
外国投資家から大きな注目を集めているという。


典型的な例としては、ベトナム繊維縫製分野などは、
外貨調達と就職開発のための中心分野となっている。
ベトナムの賃金が安さから、
アメリカ、EU、日本、韓国等の紡織会系企業が、
中国、インド、タイ等の従来の市場からベトナムに移ってきている。

ベトナム政府はインフラ整備を促進、企業の所得税を減免することで、
人材育成を支援することを支援し、
有利な投資環境を整えようとしている。

また、政府は国内外の投資資金を調達し、
道路、橋梁を建設している。
Can Tho橋、ホーチミン市・Trung Luong区間の
高速道路整備等といった大規模工事が続々完工し、
投資資金の集まりやすい南部エリアの交通事情も、
大きく改善している。

国会はベトナムと外国投資に対し、適切な新投資法を適用、
ゆくゆくは外国企業がベトナム企業と同様な制度を受けられるよう、
段階的に改善していく模様。

また、企業の所得税を減免、
外国企業に対して優先土地使用制度も適用している。
地方行政は外国投資関係企業に対して、人材育成を支援し、
現地の労働者の雇用を勧めている。

ベトナム政府関係機関は、定期的に展示会とフォーラムを開催し、
地方企業と外国市場との連携を拡大し、
ビジネスマッチングの機会を作ろうとしている。
各地方でも独自に、または計画投資省と国際シンポジウム等を開催、
外国投資を呼びかけるとともに、
地方の外国投資誘致に対して優先政策を行う旨を宣伝している。

2010年、アセアン議長国としてベトナムは
地域内の輸送ネットワークの拡大を積極的に促進し、
ベトナムの全体的投資の有利さも高めるよう努めてきた。
メコン小域の鉄道整備計画も2015年に完成予定である。
その時にはアセアンコミュニティーも正式に設立されるだろう。

2009年は世界経済衰退の時期であったが、
ベトナムの繊維分野では、92億USDの輸出額を達成、
2008年より増加する結果となった。
今年の輸出額はさらに105億USDに達する可能性もある。



ベトナム通信社 2010年11月19日

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