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2010年11月26日

国営企業民営化遅れ 「土地使用権」問題


国営企業の民営化が遅れる原因の一つに、
土地使用権とその価値をどう計算するか、という問題がある。


上記課題は、先日行われた財務省主催の民営化問題会議において、
各省庁と企業代表者の間で協議されたものである。

この状況を改善するため、財務省は、
国営企業民営化に関する議定No. 109/2007/NĐ-CP の
修正案の作成を急いでいる。
ただ、修正案が出来上がるまで、
企業と政府管理機関は「土地使用権の価値計算」に関する課題は、
片付きそうもない。

こうした理由もあって、
昨年1年間で、民営化できた企業はわずか60社に留まった。
今年7月までに民営化した企業も28社といった状況である。
多くの国営企業が民営化を目指しているものの、
「土地使用権の価値」を確定できない以上、
実行に移せないでいる。

Pham Nguyen Hanh-ベトナム繊維グループ(Vinatex)社長は、
昨年中にグループ内の7社を民営化する計画であったが、
最終的には1社の民営化に留まる結果となった。

例えば、Dong Xuan繊維会社(ハノイ市)は、
帳簿価格が300億USDであるのに対し、
土地使用権の価値を含めたとたん、
企業価値が1,100億VNDになってしまった。



InfoTV.net  2010年11月26日

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