越北部海運業 発展未熟の理由
ベトナムには、3,200キロメートルに及ぶ海岸の長さがあるが、
北部海運事業の中には、
その成長を妨げるいくつかの要素が存在すると言う。
サイゴンエコノミックスタイムズ 2010年12月8日
北部海運事業の中には、
その成長を妨げるいくつかの要素が存在すると言う。
南部と北部間の貨物運搬の需要は年々増加している。
南部から北部へと運ばれる品物は、
食料品、農産物、日用品などである。
逆に、北部から南部に運ばれる品物は、
農産物、日用品、食糧食品などである。
また、中国からの輸入品も、
大量に南部へと運ばれている。
国道1号線は今までの南北の交通・運搬の要であった。
ただ、経済発展とともに、
陸路の運搬には限界が出てきた。
陸路運搬への制限
陸路はインフラ整備がまだまだ未熟で、問題が山積している。
国道1号線を通行する手段は複数あり、
それぞれが別々の交通速度と重量を有しているため、
速度制限や、通行時間に影響を与えているのだ。
その他、経費削減のため、
道路や橋梁の加重能力を超える重量で走るトラックも多く、
国道1号線や橋梁の老朽、劣化が懸念されている。
また、安全面での問題もある。
国道1号線は多くの省市を通過するため、
安全確保が難しく、交通事故も多い。
さらに、陸路は運搬経費も高くつく。
ホーチミン市からハノイまで、
40フィットのコンテナを積載した場合の運搬経費は、
海路を取った場合の約3倍は高くなってしまう。
天気や災害の影響も受けやすい。
先日の洪水の影響で、
数日間、南北貨物運搬は中止になっていた。
国道1号線は、全国の貨物運搬と、顧客搬送の大半を負担している。
理由は、南北の海運能力が弱く、需要に対応できないからである。
さらに合理的でないのは、国内海運業者は、
ホーチミン市からハイフォンまでのコンテナ運搬を受注しない。
理由は、オーダーが多くなっても、
船の運搬能力が制限されているためだそうだ。
そのため、なじみ客のオーダーだけが優先されているという。
海運発展の阻害要因
ベトナムは、輸送コストがアジア一高い。
ホーチミン市からハイフォン港までの
20フィットのコンテナ運搬コストは、約650万VNDで、
一方ホーチミン市とシンガポール、
香港、タイ間の海運コストは、
20フィットコンテナに対して、50USD以下しかかからない。
輸送期間も長く、不安定である。
ホーチミン市とハイフォン港間の運搬時間は、
約3~4日であるのに対し、
ホーチミン市と香港、台湾間の運搬時間は3日間以内である。
外国への海運運搬は安定してきているものの、
国内運搬は不安定であり、キャンセルする可能性も高い。
顧客は国内の海運運搬の品質に対して、
余り安心はしておらず、
特に期限のあるオーダーが、守られるとは考えていない。
海運運搬施設に対する投資も不十分である。
ホーチミン市からシンガポールとマレーシアへの運搬能力は、
需要を超えている状況にある。
理由は、ベトナムからEUまで運搬される貨物は、
大量にCai Mep港から直接EUに運搬されているためである。
他方、南北の海運運搬サービスについては、
あまり関心を示されていない。
中間に位置づけるDa Nang港も、充分な投資が行われていない。
そのため、国内海運サービスは、
まだ本当のロジスティックスの分野になっていない。
南部から北部へと運ばれる品物は、
食料品、農産物、日用品などである。
逆に、北部から南部に運ばれる品物は、
農産物、日用品、食糧食品などである。
また、中国からの輸入品も、
大量に南部へと運ばれている。
国道1号線は今までの南北の交通・運搬の要であった。
ただ、経済発展とともに、
陸路の運搬には限界が出てきた。
陸路運搬への制限
陸路はインフラ整備がまだまだ未熟で、問題が山積している。
国道1号線を通行する手段は複数あり、
それぞれが別々の交通速度と重量を有しているため、
速度制限や、通行時間に影響を与えているのだ。
その他、経費削減のため、
道路や橋梁の加重能力を超える重量で走るトラックも多く、
国道1号線や橋梁の老朽、劣化が懸念されている。
また、安全面での問題もある。
国道1号線は多くの省市を通過するため、
安全確保が難しく、交通事故も多い。
さらに、陸路は運搬経費も高くつく。
ホーチミン市からハノイまで、
40フィットのコンテナを積載した場合の運搬経費は、
海路を取った場合の約3倍は高くなってしまう。
天気や災害の影響も受けやすい。
先日の洪水の影響で、
数日間、南北貨物運搬は中止になっていた。
国道1号線は、全国の貨物運搬と、顧客搬送の大半を負担している。
理由は、南北の海運能力が弱く、需要に対応できないからである。
さらに合理的でないのは、国内海運業者は、
ホーチミン市からハイフォンまでのコンテナ運搬を受注しない。
理由は、オーダーが多くなっても、
船の運搬能力が制限されているためだそうだ。
そのため、なじみ客のオーダーだけが優先されているという。
海運発展の阻害要因
ベトナムは、輸送コストがアジア一高い。
ホーチミン市からハイフォン港までの
20フィットのコンテナ運搬コストは、約650万VNDで、
一方ホーチミン市とシンガポール、
香港、タイ間の海運コストは、
20フィットコンテナに対して、50USD以下しかかからない。
輸送期間も長く、不安定である。
ホーチミン市とハイフォン港間の運搬時間は、
約3~4日であるのに対し、
ホーチミン市と香港、台湾間の運搬時間は3日間以内である。
外国への海運運搬は安定してきているものの、
国内運搬は不安定であり、キャンセルする可能性も高い。
顧客は国内の海運運搬の品質に対して、
余り安心はしておらず、
特に期限のあるオーダーが、守られるとは考えていない。
海運運搬施設に対する投資も不十分である。
ホーチミン市からシンガポールとマレーシアへの運搬能力は、
需要を超えている状況にある。
理由は、ベトナムからEUまで運搬される貨物は、
大量にCai Mep港から直接EUに運搬されているためである。
他方、南北の海運運搬サービスについては、
あまり関心を示されていない。
中間に位置づけるDa Nang港も、充分な投資が行われていない。
そのため、国内海運サービスは、
まだ本当のロジスティックスの分野になっていない。
サイゴンエコノミックスタイムズ 2010年12月8日