« 越企業の経営状況 原始段階と評価 | メイン | 汚職の温床 ODAの待機資金 »

2010年12月15日

ADB 大規模インフラ整備計画に11億USD貸付


12月14日、アジア開発銀行(ADB)は
ベトナムの大規模交通インフラ整備計画2件に対し、
11億USDの資金協力を行うことを決定した。


ADB は、ホーチミン市の
第2高速鉄道整備計画に14億USDを、
同市南部の16億USDの高速鉄道整備計画に
追加で6.36億USDを支援すると決定した。

ADB東南アジア都会交通運輸部長-James Lynch氏は、
「この計画の実施を通じて、市内の交通渋滞が改善され、
 交通事故と排気ガス汚染も大きく減らすことになれば。」
と述べた。

またADBは、Ben Thanh市場を始発点とし、
ホーチミン市中心部、大規模スーパーマーケット、
Tan Son Nhat国際空港を通りTam Luongまで繋がる
全長11.3Kmの地下鉄整備計画にも投資している。
そのうちの9.3Kmが地下、残りの2Kmは地上で整備予定。

利用者数について、運行初年の
2017年は、約213,000人/日、
2020年には30万人、
2035年には70万人に達すると予測されている。

地下鉄は交通時間を約20%節約することができる、
と計算されており、
2020年には交通事故が30%減となることを見込んでいる。

ADB支援で整備される地下鉄は、
ホーチミン市で開発されている他の鉄道と併せて建設される。
その中にはJICA協力で整備された初の市内鉄道も含まれる。

2017年の地下鉄全線完通後、
市内の中心部の交通状況は大きく改善され、
東から西への交通時間も、現在に比べ
80%節約することができ、
交通事故も10%減となる、と予測されている。

日本政府は、Ben Luc-Long Thanh高速鉄道整備計画に対して
6.35億USDを支援、
ベトナム政府は残りの3.37億USDを出資予定である。

第2ホーチミン市内高速鉄道整備計画に対する
他の支援機関は、
ドイツ建設銀行KfW Bankengrupe (3億1,300万USD)、
ヨーロッパ投資銀行- EIB (1億9,500万USD)などがある。
ベトナム政府は、残りの3億2,650万USDを出資予定である。



証券投資紙  2010年12月15日

« 越企業の経営状況 原始段階と評価 | メイン | 汚職の温床 ODAの待機資金 »

    ・本資料に記載された情報の正確性・安全性を保証するものではなく、
     万が一、本資料に記載された情報に基づいて
     皆さまに何らかの不利益をもたらすようなことがあっても 、一切の責任を負いません。
    ・本資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、
     投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。
    ・本資料の全部または一部を無断で複写・複製することを禁じます。

運営会社編集方針お問い合わせプライバシーポリシー