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2010年12月18日

激減する発展途上国への投資資金


世界銀行が12月16日付で発表した最新報告によると
世界各国から発展途上国に向けた投資資金が
2009年現在で20%減少した。


発展途上国への投資資金は2008年で7740億USDに達し、
全世界のGNI(国民総所得)の4.5%に相当するが
2009年に5980億USDまで下がってGNIの3.7%相当となり、
1.11兆VNDだった国際経済危機発生直前の2007年と比較して
およそ半分になっている。

WBの2011年発展支援展望報告は
128の発展途上国に対する国際経済危機の影響を強調した。
そんな中、2009年の全世界のFDI資金は2008年より40%減少し、
この20年間で最大減少額の3540億USDとなった。

2009年には民間貸主の貸付資金が70%の減少となり、
2008年の1720億USDから160億USDになったが
東アジアと太平洋地域への投資資金が4%を増加し、
中東諸国と北アフリカ地域への投資資金が33%を増加し、
南サハラへの投資資金が16%増加した。
南アジア、ヨーロッパ、中央アジア地域は
この経済危機により大きな影響を受けた。

ヨーロッパと中央アジアへの投資資金は66%減少し、
南アジアへでは16%の減少となった。

しかし、発展途上国へのIDA(世銀付属国際開発協会)、
IBRD(国際復興開発銀行)等の国際財政機関による支援が拡大し、
これらの機関の発展途上国への借款及び無償援助が
2倍の増加を示した結果、2009年には1710億USDに達した。


サイゴンエコノミックスタイムズ  2010年12月17日

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