農村は都市より快適? 住宅設備の地域格差
主要都市の発展に伴い、大都市では、
高層ビルの建設が相次いでいる。
しかし、建設省の最新住宅統計は、
意外な現状を明らかにした。
InfoTV.net 2010年12月22日
高層ビルの建設が相次いでいる。
しかし、建設省の最新住宅統計は、
意外な現状を明らかにした。
窮屈な都市部 快適な農村部
建設省の報告では、
ベトナム全国で、22,186,275世帯が住居を持ち、
約11,458世帯(0.52%)が住居を持たない。
その内、都市部での数値は、住居あり6,756,725世帯、
住居なしは約4,502世帯(約0.67%)となっている。
一方農村部では、住宅ありが15,429,549世帯、
なしが約6,956世帯(0.45%)となっている。
全国の宅地面積は1,415,261,687平米、
うち、都市部は 476,309,938平米、
農村は938,951,749平米となっている。
近年、高層住宅が流行しているが、
その比率はまだまだ非常に低く、全体の1.23%に留まっている。
高層住宅の割合は、都市が農村を数倍上回っている。
(都市3.72%、農村0.2%)
驚くべきは、ハノイ、ホーチミン両市では、
そこに住む数十万人が、住居探しに難儀している、ということだ。
全国的に、一人当たりの住宅用面積は16.7平米である。
しかしこの数字、農村では19.2平米に増え、
都市では15.7平米に減少する。
そのため今後、田舎の方が広々と快適に暮らせる、
という見方もあるのだ。
また、住宅用の面積も地方によって全く異なる。
Tay Nguyen省は、省としての面積は非常に広いが、
住宅用の面積は一人当たり14.8平米と、全国的に見ても狭い。
東南部では一人当たり17.4平米、
紅河デルタでは一人当たり16.5平米となっている。
更に最も以外なのは、住宅施設についてである。
調査によると、設備良好な住宅の割合は、
農村で49.33%、都市では40.9%で、
農村が都市を超えているのだ。
しかし、住宅設備がまずまず良好な物件となると、
都市の割合が農村を大きく上回ることになる。
1999年から2009年までの10年、
住居が60平米以上ある世帯は、
24.2%から52.83%に増加した。
同時に、15平米以下の世帯も同じ時期、
2.2%から2.38%に増加している。
不動産市場から見る格差拡大
不動産市場が形成されるようになってから現在までで、
投資と投機の概念について、言われることがある。
ここからたくさんの矛盾が発生してきた。
それらは、不動産市場の問題である。
建設省の統計によると、
住居が25平米以下の世帯は約8%を占めている一方で、
100平米以上の世帯は19%以上に達し(都会では30%近く)、
この割合は、全体で最も高い割合となっている。
こうした状況は、貧富格差の拡大の表れであり、
不動産市場の不透明性、情報公開の不足を表すものである。
この10年で、新築された住宅の数は、
2000年までに利用されていた住宅数に相当する。
しかし都市住民が、農村より品質の低い住宅に住んでいる、
というのは、不思議な事実である。
今後は建設工事の品質管理も積極的に行うべきだろう。
建設省の報告では、
ベトナム全国で、22,186,275世帯が住居を持ち、
約11,458世帯(0.52%)が住居を持たない。
その内、都市部での数値は、住居あり6,756,725世帯、
住居なしは約4,502世帯(約0.67%)となっている。
一方農村部では、住宅ありが15,429,549世帯、
なしが約6,956世帯(0.45%)となっている。
全国の宅地面積は1,415,261,687平米、
うち、都市部は 476,309,938平米、
農村は938,951,749平米となっている。
近年、高層住宅が流行しているが、
その比率はまだまだ非常に低く、全体の1.23%に留まっている。
高層住宅の割合は、都市が農村を数倍上回っている。
(都市3.72%、農村0.2%)
驚くべきは、ハノイ、ホーチミン両市では、
そこに住む数十万人が、住居探しに難儀している、ということだ。
全国的に、一人当たりの住宅用面積は16.7平米である。
しかしこの数字、農村では19.2平米に増え、
都市では15.7平米に減少する。
そのため今後、田舎の方が広々と快適に暮らせる、
という見方もあるのだ。
また、住宅用の面積も地方によって全く異なる。
Tay Nguyen省は、省としての面積は非常に広いが、
住宅用の面積は一人当たり14.8平米と、全国的に見ても狭い。
東南部では一人当たり17.4平米、
紅河デルタでは一人当たり16.5平米となっている。
更に最も以外なのは、住宅施設についてである。
調査によると、設備良好な住宅の割合は、
農村で49.33%、都市では40.9%で、
農村が都市を超えているのだ。
しかし、住宅設備がまずまず良好な物件となると、
都市の割合が農村を大きく上回ることになる。
1999年から2009年までの10年、
住居が60平米以上ある世帯は、
24.2%から52.83%に増加した。
同時に、15平米以下の世帯も同じ時期、
2.2%から2.38%に増加している。
不動産市場から見る格差拡大
不動産市場が形成されるようになってから現在までで、
投資と投機の概念について、言われることがある。
ここからたくさんの矛盾が発生してきた。
それらは、不動産市場の問題である。
建設省の統計によると、
住居が25平米以下の世帯は約8%を占めている一方で、
100平米以上の世帯は19%以上に達し(都会では30%近く)、
この割合は、全体で最も高い割合となっている。
こうした状況は、貧富格差の拡大の表れであり、
不動産市場の不透明性、情報公開の不足を表すものである。
この10年で、新築された住宅の数は、
2000年までに利用されていた住宅数に相当する。
しかし都市住民が、農村より品質の低い住宅に住んでいる、
というのは、不思議な事実である。
今後は建設工事の品質管理も積極的に行うべきだろう。
InfoTV.net 2010年12月22日