ブルーチップ ベトナム投資ニュース

貿易活動が年末になって積極的な動きを見せている。
2010年12月に輸出額が初めて71億USDに達し、
輸入額と超過輸入額は、それぞれ85億USDと14億USDに達した。

12月の輸出額、輸入額、超過輸入額はこの1年間で最高となった。

年初から今までのベトナムにおける輸出入活動を見ると
金の輸出入を除く貿易活動は1年間で回復したと言える。
最近8ヶ月では輸出額が60億USD～70億USDに達し、
輸入額も70億USD～85億USDを達成している。

つまり、今年の輸出額は716.3億USDに達すると予測され、
2009年より25.5％の増加となる。
輸入額は840億USDに達し、2009年より20.1％増の見込み。
そのため、超過輸入額は124億USDとなり、
2009年より128.5億USD減って輸出総額の約17.3％を占める。

FDIセクタは輸出額に対して720億USD貢献し、
他の経済セクタより回復が早く、輸出総額の半分以上を占める。
FDIセクタの輸出額は27.8％の成長率となる（原油40.1％を除く）

カシューナッツ及びプラスチック製品は
「10億USD輸出額を有する商品クラブ」にカテゴライズされた。
これらは2010年に輸出商品の26種類のうち16種類が
10億USD以上の輸出額を記録している。

繊維商品の輸出額は今年初めて110億USD以上に達し、
重要輸出商品の中で一番の高さとなった。
また、水産と靴は原油を超えて最高輸出額を有する
上位3商品の中に入った。

加工率が高く、付加価値が低いことは
ベトナムの主力輸出商品が持つ弱点である。

輸出額が増加した商品で、ゴム、鉄、化学物、運搬手段、
機材、設備、電気ケーブル等の11種類の製品は
輸出額が去年より大きい。

10億VNDの輸入額を記録している17種類の製品は
2009年と変わっていない。
ただ、輸入額が急増した商品は輸出と共通しており、
布、繊維用の資材、部品、プラスチック、化学物、木材等が
これに相当する。

Dung Quat石油精製工場が国内の需要に一部対応できたため、
ガソリン・オイルの輸入額が減少を示した結果、
今年は自動車とバイクの輸入額が減った。