ブルーチップ ベトナム投資ニュース

これを証明するかのように、アメリカに住む越僑3人が
アメリカのビリオネアリストに入り、Forbes、Fortune、
Financial Times、Wall Street Journal、San Francisco Chronicle 等、
有名な雑誌、新聞でよく紹介されている。

アメリカに来た時、ポケットの中には2USDしか入っていなかったが、
15年後、自らの会社を18億USDで売ったベトナム人男性の話が、
ハイテク業界で語り継がれている。
2006年、この男はベトナムに戻り、「海外でのベトナム人コミュニティー
および国の発展に大きく貢献した」表彰状を授与した。

Mr.Trung Dung博士は、1967年3月26日にベトナムで生まれた。
1984年、家族と共に渡米。当時は約2USDしか持っていなかった。
英語も殆ど話せなかったが、強い意志を持ち、
ボストン州のマサチューセッツ大学の試験に合格。
数学と理科では、高成績を上げた。
大学入学後、自分と家族の生活のため、勉強しながら
アルバイトもしなくてはならない。
皿洗い者からコンピューターの技術者としてまで働いた。
毎月、収入の中の300USD～400USDを、ベトナムに住んでいる家族に送金。
同氏は最終的に数学とIT専攻の二つの大学卒業証明書を獲得。
大学院のカリキュラムの殆どを修了した。
1992年には同大学でコンピューターサイエンス博士号を取得した。

1994年、Open Market Incのシニアエンジニアとして入社。
電子売買ソフト生産を担当した。
1996年、 Open Marketを辞めてOn Display Incを設立。
同社はネットで営業活動管理のソフトを開発した。
Mark Pineの協力を得て 、On Displayは成功。
Travelocity.com等の企業もOn Displayの顧客となった。
同氏のアイデアは投資家に注目され、株式化の前に3500万USDを調達した。
1999年、On Displayが株式会社化した際に、
同氏保有の財産は8500万USDだったが、5ヵ月後、
同社はVignetteに18億USDで譲渡された。

引き続きビジネスを展開するため、Dung氏はFogbreakに100万USDを投資。
投資家から資金を調達した。今回は前回より簡単に資金を調達できた。
Mark Pine等の投資家の協力により、Fogbreakに対する要求は
On Displayより高かった。同氏は会長と社長となり、
Fogbreakを大企業になるまでに養成し、
アメリカのPeople Soft と同じくらいの利益を目指している。
他にもDung氏はDICentralの大株主と取締役となっている。

アメリカのビリオネアになったDung氏は、
友人とパートナーに能力と意志の面で高く評価されつつ、
母国への思い入れが強い。現在、V-Home Groupの専務であり、
同投資会社は今後ベトナムに投資する計画がある。

44歳になった Chinh E. Chuは10億USD以上の資産を持ち、
Blackstoneグループの資産管理社長である。
Chinh氏はアメリカでのベトナム人僑のビジネス業界で
一番の成功者と評価されている。

Chinh ChuはWall Streetで働いているが、余り表に顔を出さない。
ただ、参加した案件が多くの人に知られている。
最もよく知られている案件は、2005年に行われたCelaneseグループの
38億USD買収案件である。

Chu氏は在学中、Wall Streetで働き、金融関係の仕事をするとは
一切考えていなかった。しかし、縁あって金融分野での仕事に
接することができた。James Barlett- Teletechグループ社長は、
同氏が金融業界で成功した理由を「素晴らしい分析能力と
金融に対する鋭敏な感覚のため」としている。

2008年、Trump World Tower のマンションの89階と、
90階の半分を3350万USDで購入。
タワーの屋上の空間一部を500万USDで購入した。
このビルは不動産ビリオネア-Donald Trump所有のビルであり、
購入者は主に資産家か有名人。

営業の仕事は非常に忙しいが、チャリティー活動にも多く参加している。
現在、妻と姉と、Vietnam Relief Effort及びHa Phuong Foundationの
チャリティーのファンドを直接管理している。
Vietnam Relief Effortは開設された日から、ベトナムの農村に住んでいる
貧困の子供達に対し、学校の建設、奨学金の供給、
健康診断等の支援を行っている。

David Duongはサイゴンで1958年に生まれた。
家族は伝統的販売業を営む家庭である。
1979年、家族とサンフランシスコに来た。
1980年、中古のトラックを購入し、
使い終わった紙やゴミを買っていた。
当時、午前中に英語クラスに参加、夜にトラックに乗り
ゴミを買いに行った。

1983年、家族とゴミリサイクル会社- East West Recyclingを設立。
1984年、East WestはCogido Paper Corpに名義変更し、
同氏が社長になった。この企業はゴミを分類、販売の前に
パケッージをする企業である。
台湾、フィリピン、インドネシア、日本、タイ等の国での
輸出先を探し始めた。
1987年、 Cogido Paper Copr はカリフォルニア州San Joseで
支店を開設。1989年末までに、Cogido Paper Coprは
多くのベトナム顧客を持ち、100台のゴミ収集のトラックが整備された。
同年、同社長はCogidoをアメリカの4番目のゴミ収集整理会社に譲った。

1992年、David Duongは廃棄物の分類・処理する
California Waste Solutions (CWS)会社を設立。
会長と社長を兼任し、小さな会社を強い会社にした。
CWSは成功し、Waste Ageにアメリカのゴミ処理分野での
上位100社中、37位に位置づけるた。
現在、CWSは4つの廃棄物収集処理工場がある。

2004年、Duong氏はベトナムに帰り、
ベトナム廃棄物処理会社(California Waste Solutions, Inc - VWS)を設立。
2004年4月30日、ホーチミン市廃棄物処理工場を建設開始。
ゴミ分類、ゴミリサイクルのための現代工場、
有機ゴミからコンポスト肥料加工工場、安全的かつ衛生的な
ゴミ埋めスペースを併設した。

情報によると、2010年2月、アメリカのオバマ大統領が、
Duong氏をベトナム教育支援基金 (Vietnam Education Foundation - VEF)の
委員に就任した。この機関はアメリカ国会により開設され、
アメリカ政府が支援している。
同機関の役割は、科学技術分野での教育を通じて、
アメリカ・ベトナム関係を促進することである。