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2011年01月28日

競争激化のベトナム小売市場


成長率25%近くを達成したベトナム小売市場は
外国企業にとって引き続き魅力的な存在である。
ベトナムの小売企業は2011年に大きな期待を
寄せている。


「2011年ベトナム小売市場」フォーラムが
AVR (ベトナム小売協会)の主催で執り行われ、
AVRのDinh Thi My Loan副会長兼事務局長は
ベトナムの小売会社が自分たちの弱みを完全に
認識していないため、外国企業と競争が事実上
できない状況であるの述べた。

WTO加盟のわずか4年後には外国投資家にとって
ベトナム小売分野が魅力的な15小売市場の中に
入っている。各小売会社が生産と消費の連携を
懸命に行い、「ベトナムの製品はベトナム人が
優先に使う」という運動の積極的な実施などが
市場の安定を実現させる。

ベトナムの小売分野は2011年に高い成長を示す。
大都会ではスーパーマーケットがブームとなるが、
ハノイ市では今年が規模の小さいマーケットや
伝統的な販売方法と現代のそれとを組み合わせた
やり方が急速に流行すると予測されている。

また、ショッピングセンターや中高級百貨店も
流行する兆しを見せており、これらが消費者の
多様な需要に対応する。今後はオンライン販売も
成功するだろう。ただ、2015年までは従来通り
市場もしくは伝統的販売店舗で物を買う方式が
まだ大きな割合を占めると思われる。
これはベトナム人の習慣や心理があまり変化を
示さないという理由がまだ大きい。

大外国企業も市場に参加…

アメリカ経営コンサルティング会社のAT Kearneyは
ベトナム小売分野の格付けを2008年の1位から
2009年の6位に下げ、2010年には14位まで落とした。
この時点でベトナム市場には、まだ外国の大企業が
積極的に参入していない。

現在は、日本と韓国の小売企業がベトナムにおいて
積極的にショッピングセンターと24時間オープンの
コンビニを開設しており、ホーチミン市では伊藤忠
(日本)とPhu Thaiグループの業務提携によって
FamilyMartがオープしている。同様に、Lotte会社
(韓国)が2店のLotte Martをオープンする。
このように多くの外国小売会社がベトナム市場への
参入を開始している。

商工省の統計によると、2010年はベトナムの
小売分野における売上が778億USDに到達し、
商品・サービス小売分野の売上は24.5%増加した。
これにより、ベトナム小売分野の規模は拡大され、
成長スピードの増加が継続されるとともに、
ベトナムの小売企業と外国小売市場間の競争も
徐々に激しくなっていくだろう。


InfoTV.net  2011年1月28日

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