ブルーチップ ベトナム投資ニュース

この、ハノイ市での急な取引停止は、
政府政策に対する抗議の一環と考えられる。

政府管理機関が、今後両替活動の管理を
厳格化する、と決定したことにより、
ハノイ市民の間で、外貨両替会社への影響が懸念されている。

政府政策の決定まで取引中止

昨日午後5時まで、Ha Trung通りのQuoc Trinh会社
（ハノイ市の自由市場で最も有名な外貨両替会社）が、
外貨両替活動を停止した。

ただし、8,000～10,000USDという多額の外貨購入希望者については、
1USD21,650VNDで購入が可能だという。

こうした状況は2009年にも発生したが、
原因はUSDの高騰により、為替レートが混乱したためで、
両替会社が損失を避けるために両替活動を停止させた。

その状況はハノイ市で起きたもので、
ホーチミン市では通常の両替活動が行われていた。
ただ、為替レートは先週末より１USD250VND下がっている。
自由市場でのUSD買値と売値は、
それぞれ1USD21,500VNDと、21,680VNDである。

自由市場での外貨両替活動を制限し、
外貨市場を管理することが、
政府規定No.11/NQ-CPで決定された。

専門家によると、外貨両替代理店の活動の中止も
検討すべきであるという。
以前であれば、銀行の両替能力がまだ弱かったため、
両替代理店は重宝されたが、
現在では、各銀行でも外貨取引の管理ができるようになり、
全ての両替が銀行で把握できれば、
外貨市場の管理もスムーズになり、
異常な変動も少なくなることが見込まれる。