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2011年03月28日

コーヒー輸出 向こう10年成長戦略


2011年のベトナムコーヒー輸出額は、
国際市場が現在のまま安定した場合、
20億USDに達すると予測されている。
このまま成長を続けた場合、
10年後には、年200億USDに達する可能性もあるという。
ただ、そのためには、ベトナムコーヒー分野が
長期的開発戦略をしっかりと組み立てる必要がある。


安定したコーヒー開発戦略とは

Y DHam ENuoi-Dac Lac省人民委員会副委員長は、
現在、コーヒーの輸出額はGDPの60%を占めているものの、
Dac Lac省は、無闇に栽培地を拡大することを奨励しない、述べた。
それには、Dac Lac省人民評議会が立案した、
安定的コーヒー栽培戦略、という裏打ちがある。

ベトナムコーヒーの生産量と品質は改善する必要があり、
海外のコーヒーと競争させるための、
安定したコーヒー栽培には、
政府関係機関や、各家庭の協力が必要不可欠である。

実際、国内コーヒー分野は、発展が軌道に乗っておらず、
様々な課題が残されている。

現在、農家は独自でコーヒーの木を栽培している。
そのため世界的にも最大規模の栽培面積を有する一方で、
輸出による利益はまだ乏しいのが現状だ。

Dang Le Nguyen Vu-Trung Nguyen代表取締役社長は、
「ベトナムで輸出世界1位となっているのは、ロブスタ種だけである。
今後の発展のためには、栽培、加工、包装の作業全てを
改善していく必要がある。
さらに、ベトナムコーヒーの輸出価格は、
今後ニューヨークやロンドン市場に合わせる必要がなくなるため、
安定した品質を確保するべきである。」と述べた。

輸出量年100万トンを維持しよう

Luong Van Tu-ベトナムコーヒー・カカオ協会会長によると、
現在、植え替えが必要になっているコーヒーの木が
全体の25~30%に達しているという。
これらの栽培地は今後の10年かけて、新しく植える必要がある。
また、収穫面積は50ヘクタールを確保し、
毎年の輸出量を100万トンで維持する必要がある、とした。

Dang Le Nguyen Vu氏によると、
取り組みが成功すれば、
10年後、ベトナムコーヒーの輸出額は
200億USDに達することも可能であるという。



InfoTV.net  2011年3月28日

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