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2011年05月11日

中国からの電気購入価格 13%上昇


今年1月1日から、中国からの電気販売価格が、
1KWH当たり5.8セントに引き上げられた(約0.7セント↑)。


ベトナム電力グループ(EVN)と中国電気会社は、
1月1日から適用される電気売買契約を締結させた。
それによると、中国からの電気販売価格が、
現行契約から13%上がり、1KWH当たり5.1セントから5.8セントとなった。

この契約は、締結されたばかりだが、
年初より有効となるため、ベトナムは
1月1日以降の電気代金の差額を中国側に算出しなくてはならない。
現在、中国から調達されている電気は、
ベトナム北部の12省市に供給されている。

ただ一連の値上がりは、中国側からのベトナムに対する圧力ではない。
実際、中国の広州地方などの電気価格は、
1KWH当たり7~12.7セントで、
対越販売価格よりも高くなっているのだ。

商工省電力調整局によると、
今年、ベトナムは中国から約46億KWHの電気を調達することとなっており、
ベトナム国家電気販売総量の4%を占めている。
4月より、ベトナムは中国から調達する電気量を、
1ヶ月1億KWHに引き上げた。
これは、これからの乾季2ヶ月の需要に対応するためである。

2010年、ベトナムは約50億KWHの電気を購入した。
以前のEVNと中国側との電気調達契約は5年前に締結された。
その時は、中国は、対越電気販売価格を、約12%値上げし、
1KWH当たり4.5セントから5.1セントに引き上げた。



証券投資紙  2011年5月11日

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