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2011年06月01日

ODA実施順調 貿易赤字補てんに一役


計画投資省は先日、今年5月とこの5ヶ月間の
社会経済状況の報告を行った。
それによると、今年はODA実施額が急増しているという。


具体的には、年初5ヶ月のODA実施額は12.6億USDで、
年次計画の52.5%をすでに達している。

前年同期の実施額8億4,400万USDと、
達成率35%という数字を見ても、
2011年のODA実施状況は、非常に順調であると言える。

計画投資省は、その原因について、
「JICA担当のODA案件が、期限であった2011年3月31日前に
 多く実施されたためである。」
と、説明している。

計画投資省の最新データによると、
年初4ヶ月のODA実施額は約10億USDで、
年次計画の36%相当であった。
その中で、JICA担当のODA案件の実施額は、
4億9,470万USDであった。

また、ODA支援締結額も年初5ヶ月で急増した。
協力協定を通じて締結されたODA支援額は、
1ヶ月前に10億USDであったのが、
現在は16.6億USDに増加している。
これは、前年比約20%増となった。

今後、年初6ヶ月のODA実施額は約13.5億USDを達する見込みで、
年次計画も56.25%を達成できると予測されている。

こうした支援は、現在の輸入超過額が膨れ上がる中、
貿易赤字を補填するための重要な資金源であり、
全体の国家収支のバランスを取ることにもつながる。

ただ、海外に対する負債が急増していることや、
厳しい財政政策が実施されていることで、
ベトナムの経済成長速度は、鈍化することになる。
また、外貨準備資金もまだ不足状況にあるため、
海外負債の監査指標を作るべきでもある。



InfoTV.net  2011年6月1日

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