« 7月4日から10日までのマクロ的情報 | メイン | VMGテレコム株式会社 NTTドコモに株式追加発行 »

2011年07月11日

ベトナムの人口 年間100万人増加


ベトナムの人口は引き続き増加しており、
年間100万人以上(1省の人口相当数)の増加となっている。


世界保健機関(WHO)の最新統計によると、
ベトナムの人口は世界13位で、約8700万人。

ベトナムは世界の他の国より人口がかなり多く、
2040年まで、「人口増加の黄金期」に入っている。
「黄金期」は労働人材が急増する時期でもあり、
社会経済発展のための若い人材が充分に供給できる時期である。

特に、ベトナムの低所得国になる目標を実現する時期の
2011~2020年にとっては重要である。

「人口の黄金期」に入ることは非常に積極的な意味を持つが、
同時に、様々な挑戦に直面する。
最も大きな挑戦は人口の質である。
国民の体質、知恵、精神の健康が、人口の質を反映する。

近年、ベトナム国民の生活基準はかなり向上した。
ただ、国際基準と比較すると、まだ質は低く、
世界でも後半のグループに位置づける。
2010年には国連人間開発指数(HDI)の格付けで、
ベトナムは169カ国中、113位だった。

平均寿命は72.8歳に上がり、177カ国中58位。
しかし、健康でいられる平均年齢は66歳となっていて、
これは116位となっている。
身長、体重、栄養不足等の指数については、
大人も子供も、アジア地域の中ではまだ低い方である。

さらに、貧困者は、医療サービス、健康保護サービスに
接する機会が制限されており、
現在、ベトナムでの医療費用はGDPのわずか5~6%。
一人当たり年間約46USDしかなく、
アジアの中でも低い。

現在、ベトナム全国で貧しい生活を送っている家庭は300戸、
貧困に近い家庭が160万戸。
常に食べ物がないという家族が少なくない。

また、工業団地や水力発電所が多く建設されていることや、
上流森林が破壊されていることで、環境汚染状況が深刻になり、
国民の生活と健康に大きく影響を与えている。

国連人口基金は、質の低い人口の増加は、
ベトナムの発展にとって障害となると警報した。



Vneconomy.net  2011年7月11日

« 7月4日から10日までのマクロ的情報 | メイン | VMGテレコム株式会社 NTTドコモに株式追加発行 »

    ・本資料に記載された情報の正確性・安全性を保証するものではなく、
     万が一、本資料に記載された情報に基づいて
     皆さまに何らかの不利益をもたらすようなことがあっても 、一切の責任を負いません。
    ・本資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、
     投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。
    ・本資料の全部または一部を無断で複写・複製することを禁じます。

運営会社編集方針お問い合わせプライバシーポリシー