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2011年08月25日

アジア最高のインフレ上昇率が継続するベトナム


ベトナムのインフレは最近の12ヶ月で連続の上昇を示しており、
上昇率はアジアで最も高い。


物価上昇率(CPI)は前年より23.02%の上昇を記録した。

8月のCPIは7月より22.16% 上昇し、2008年11月の24.22%に次ぐ数値。

統計総局の説明では食品、教育サービス、交通、宿泊、建材等の価格が
急激に上昇しており、ベトナム政府ではインフレが上昇する背景を受けて
資金貸付活動の抑制対策実施を継続している。

Capital Economicsのアジア経済専門家であるVishnu Varathan氏は
ベトナムの物価変動が全世界の経済状況によるものと見ている。

ベトナムの物価は政府が年初にガソリン・電気料金を値上げした時と
2月のVND切り下げ後に急激な上昇を示している。

「指導」によって情報を流す政府

The Wall Street Journalは、この3年間でベトナムのインフレが記録的な
上昇を示すと掲載したが、政府の電子新聞は「8月のCPI上昇率は年初から
最も低くなった」と掲載した。
国内の報道機関は政府の「指導」を受けているようで、先月または前年同期の
CPIと比較することも指示されている。
また、年初8ヶ月の統計データしか掲載しないことで上昇率は低く見える。

ベトナムの報道機関はハノイ市とホーチミン市のような大都市のCPI統計しか
掲載しないため、読者はベトナム全体のインフレ状況を正確に把握できない。

8月の上旬には国家銀行が次月に貸付金利を下げる意向を表明した。
なお、インフレ抑制の内容を含むマクロ経済安定決定No.11が発行されてから
今日現在で6ヶ月以上の時間が経過した。

InfoTV.net  2011年8月25日

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