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2011年10月03日

国内海運企業 軒並み倒産危機


年初6ヶ月で6社の海運会社が1兆VNDの赤字となった。
中でもVinalinesが最大で6,600億VNDの赤字となった。


年初6ヶ月の統計によると、
ベトナム海運公社(Vinalines)全体での赤字額は6,600億VNDに達し、
ホーチミン支店だけでも1,400億VNDの赤字となった。

その他、ベトナム石油運搬株式会社(Falcon) でも、480億VND、
VTB Vinalinesで1,100億VND、
Bien Dong海運会社で750億VND、
Vien Duong Vinashin  (Vinashinlines)で780億VND、
それぞれ赤字となった。
ベトナム海運株式会社(Vosco)でも、
海運業自体は210億VNDの赤字であったか、
船舶を売却し、赤字を改善させた。

年初6ヶ月、海運単価が前年同期より下がったのに対し、
実際の貨物量も少なかった。
小型船は国内輸送のオーダーしか受注できない状況だった。
オーダーが少ないため、運搬会社同士での競争が激しくなり、
さらに運搬単価を下げることとなり、
後払い等のサービスを実施するため、
状況は、厳しさを増すばかりとなっている。

例えば、北部から南部まで一番多く運搬された商品はクリンカーであった。
2010年末、クリンカーの運搬単価は、
1トン当たり30~35万VNDだったのに対し、
今は24万VNDに下がっている。

ベトナム海運総局の統計によると、
6月30日までで、国内の輸送会社は市場全体の
6%のシェアしか確保できていないという。
残りは6,000~27,000DWTの44隻の外国船に掌握されている。
これらの船舶がベトナム国内での運搬ライセンスを取ったのである。
現在、ベトナム輸出商品の80%以上が外国運搬会社に依頼されている。

現在、多くの海運会社が民営化されたが、
企業の経営管理、船舶の運用システムは変わっていない。
それがベトナム運搬会社の弱みとなっている。

海運総局の統計によると、
現在、ベトナムでは1,689隻の750万DWTの船舶がある。
ベトナム政府は直ちに対策を実施しなければ、
一連の海運会社が倒産になるのは時間の問題だろう。



InfoTV.net  2011年10月3日

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