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2011年10月10日

ベトナム男女比偏重、深刻化目前


最近発表された人口予測によると、
このまま何の対策も講じなかった場合、
2015年にベトナム国内の男女比率は113/100に、
2020年には115/100になることが明らかになった。


実数に換算すると、2020年時点で、
男性が女性よりも230万~430万人多い計算となる。

このまま、男女比のバランスが取れない場合、
今後、ベトナムの結婚や家族システムが変わる可能性がある。
このままでは、数百万人の男性が結婚できない状態となり、
それに伴う社会問題も増えてくることが予想される。

一部の男性は結婚が遅くなるか、結婚できない可能性もあるため、
国際婚が増え、女性の売買といった問題も懸念される。
多くの女性が早めに結婚をし、離婚や再婚の比率が増加する可能性もある。
そんな中、一番影響を受けるのは、貧乏な男性である。
経済力のない男性が、今後結婚できなくなる可能性は、非常に高い。

海外から花嫁を輸入する、という打開案もあるが、
世界中でベトナム同様の、男女比率の偏重が起こっているため、
成果が上がる可能性は低い。

また近年、ベトナム女性の間では国際結婚が流行しているため、
ベトナム女性の数はさらに不足してくる。
人口管理総局の統計によると、2010年12月31日の時点で、
約8万5千人のベトナム女性が、台湾や中国等の男性と結婚したという。
この数字は毎年増加している。

男女比改善問題は、いまや社会全体の宿題となっている。



Vneconomy.net 2011年10月10日

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