ブルーチップ ベトナム投資ニュース

商工省の報告書によると10月の電気供給産量は9月と比べて0.3％減り、
83.3億USDKwhとなった。年初10ヶ月の電気供給産量は785億Kwhで、
前年同期より11％増加している。これは各前年の12％～14％より低い。

他にも、繊維、靴等のベトナム主力輸出製品を生産する軽工業分野は
この数ヶ月で高い輸出額成長率を達成し続けたが、現時点で、アメリカや
ヨーロッパ等における輸出市場の厳しい経済状況の影響を受けている。

商工省の報告では、軽工業分野の生産状況は現時点で安定しており、
繊維製品の価格が上昇傾向にある（10月の価格が9月より0.4％上昇して
前年同期比で11.8％の上昇）。
これらの分野の輸出額は9月に15億USDとなったが、ここ2ヶ月では
13億USD程度にとどまっている。

ベトナムの繊維製品にとって重要な輸出市場であるアメリカとEUが
公的債務の危機に直面しているため、製品の輸出はまだ困難な状況である。

商工省の予想によると今年の繊維・縫製製品における輸出総額は
約130億USD～135億USDが見込まれる。

他に、靴製品の輸出状況では2011年5月から8月までの輸出額が月あたり
5.7億USD～6.4億USDに達したが、9月は4億USDだった。

10月におけるベトナム紙製品の輸出額は9月より1.9％の減少を示しており、
年初10ヶ月では3,400万USDで前年同期と比較して8.9％の増加となる。

重工業分野については、鉄製品の販売が最も困難な状況であり、建設用の
鉄材は特に厳しい。 この原因は投資状況の影響を受けて国内市場の工事が
中止されたことである。