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ハロン湾は、全長120kmの海岸を有し、
1,553㎢の海域の中に、1,969の島が点在している。
いくつかの島には大きな洞窟があったり、
付近の漁師達にとって、格好の漁場となったりしている。
ここには、およそ200種類の魚と450種類の貝類が生息している。

ハロン湾は、これまでに2回に渡って
Unescoの「世界遺産」に登録されている。
初回は1994年12月17日にその景観を評価され、
2回目は2000年12月2日に地質学的価値を評価されて
登録基準の拡張に至っている。
今回の七不思議への選出は、これらに続く
ハロン湾への高評価といえる。

その他の世界7不思議には、
南アメリカのアマゾン森林、
アルヘンティナとブラジルのIguazu滝、
韓国のJeju島、
フィリピンのPuerto Princesa国家公園の地下河、
インドネシアのKomodo島、
南アフリカのTable山が、それぞれ選出されている。

今回の「New 7 Wonders of the World 」は、
2007年以降New Open Worldが行った、
インターネットでの投票によって決定されている。
対象となったのは主に自然遺産で、
人間の手があまり入っていない場所となっている。

選出までの4年間、
ハロン湾はベトナムや在外ベトナム人から、
多くの応援を受けて今日に至ったという。
ある情報によると、登録最終日、
2,400万件のメッセージが寄せられたらしい。