ブルーチップ ベトナム投資ニュース

上位の500社はいずれも2007～2010年の間、
売上成長率が平均57％を達し、前年の54％より増加した。
中でも上位50社は127％の成長率を達し、
上位100社でも94％を達している。

その中で、民間企業は圧倒的な割合を占めており、
全体の71.6％であった。国営企業は22.2％。

同時にFAST500に入った民間企業の長期的投資計画も明らかにされている。
2012年1月のVietnam Reportの調査結果によると、
FAST500の民間企業のうち70％が、
2012年に引き続き投資と生産活動を拡大する計画である、と回答している。

また、2011年のFAST500の企業で働く労働者は313,128人で、
前年の276,318人を上回る結果となった。

分野別に見ると、製造業、加工業、建設業が最大で、
FAST500の約29％を占めている。
また、ガソリン、オイルの売買、サービス業で活動している企業も
全体の売上の大部分を占めている。
今年は農林水業の企業が、最高の成長率を達成した。

都市別で見ると、ハノイ、ホーチミン両市が群を抜いており、
合わせるとFAST500の半分以上を占めている。
内訳は、ハノイが144社（29％）、ホーチミン市が120社(24％)である。
一方で、経済状況が困窮している地方でも、FAST500に入った企業がある。
例えば、Nghe An省9社、Dac Lac省7社などだ。
ただ、Da Nang市からのランクインは5社に留まった。