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2012年03月29日

失速するベトナム経済の成長スピード


生産力の成長スピードと分野構造の改善で、ベトナムの経済成長率は
2020年に4.6%まで落ちる可能性が高くなった。


2月14日に発表されたMcKinsey & Companyの「ベトナムで安定的な
経済発展を維持:生産能力に関する挑戦」の研究結果によると、
この25年間でベトナムはアジアの中では最も経済が発展した国であり、
1986年以来となるGDP成長率5.3%以上で中国の次につけている。

McKinsey & Company VietnamのMarco Breu社長によると、全体的に
ベトナム経済成長が安定した理由は①労働人材の増加、分野構造の移転、
生産力の増加およびそれと同様な貢献比率の存在、②製造業、小売、
ロジスティック、通信等の分野で生産力が伸びたこと、③この5年間で
ベトナムが日用品、食品、ドリンクを活発に輸出したことである。

しかし、Marco Breu氏によると、今後、労働人材の成長平均率が現在の
2.8%から 0.6%に減った場合はベトナムのGDPも目標の7%から4.6%に
減らさなければならなくなる。また、3つの要素が今の倍以上成長しても
ベトナムの経済成長率は6%程度にとどまる。

そのため「生産能力改善の革命」が必要となり、その場合は労働能力を
1.5倍まで上げ、各分野の生産力を50%に上昇させることが必要となる。
現在、アジアでこの2つを達成しているのは韓国と中国である。これは
ベトナムにとって大きな挑戦だが、実現の可能性はある。

報告書はベトナムに安定した経済成長を維持するための計画を提案した。

Vef.vn  2012年3月29日

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