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2012年04月09日

3月までに約12,000社が倒産又は活動中止


計画投資省は、年初3ヶ月で破産・解体を申請した企業が2,200社以上、
活動休止を申請した企業も9,700社以上に上ることを明らかにした。


2012年3月21日の時点で、
ベトナム全国で新設された企業は15,300社、
投資申請額は74.6兆VNDで、前年同期比で
数としては8%減、申請額も12%減となった。

また、経営不振のため解体及び活動中止に追い込まれた企業数は、
前年同期比から約6%増、解体手続きを完了した企業は57%増となった。

第1四半期のGDP成長率は4%

GDP成長率については、
「ベトナム経済は成長し続けているものの、
 成長率は、ここ数年の平均をかなり下回っている。
 (2009年第1四半期を除く)」と報告された。

報告によると、2012年第1四半期のGDP成長率は4%となりそうだ。
その内訳は、農林水産業が約2.8%(前年同期:2.65%)、
工業が4%を(同6.78%)、
建設業が-3.8%、
サービス業が約5.3%となる。

計画投資省によると、年初、
工業生産は、引き続き厳しい状況に直面しており、
特に、中小企業、製造業・加工業でその傾向が顕著であるとのこと。
この分野は借入金利が高く、資材調達価格も高くついているため、
成長率が最も低い分野となっている。

その他、資金調達の難航、販売不振、多量の在庫などから、
営業生産部門の業績も悪化している。

計画投資省は政府に対し、生産営業活動を促進するため、
当面の課題の解決と企業への支援を要請している。
これが成功裡に実施されるかどうかで、
目標GDP成長率年5,5~6%か達成できるかどうかの、
分かれ目となるだろう。

同省は、個人所得税や特定企業の企業所得税の
納入期限の延期を検討するよう、政府に要請している。
また、資金調達比率を段階的に減らし、
投資・再投資を勧めるため、企業所得税法を修正する必要もある、としている。



Vneconomy.net  2012年4月9日

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