越裾野産業、開発遅れの理由
Fujitsuベトナム社長のTakanori Yamashita氏は、
「海外企業の大半は、品質、数量、期限を守れるのであれば、
現地で資材と部品を調達したいと考えているはずだ。
しかし、ベトナムでは今でも、
我々が全ての部品と資材を輸入しなくてはならない状況である」と語った。
サイゴンエコノミックスタイムズ 2012年5月28日
「海外企業の大半は、品質、数量、期限を守れるのであれば、
現地で資材と部品を調達したいと考えているはずだ。
しかし、ベトナムでは今でも、
我々が全ての部品と資材を輸入しなくてはならない状況である」と語った。
海外企業はベトナムの発展を待っている
Fujitsuベトナムが電気回路生産工場を
Dong Nai省Bien Hoa2工業団地に置いて既に約16年が経ったが、
当初から現在も、資材は全て輸入に頼る状況が続いている。
この16年間、Fujitsu自身も資材調達経費を節約するために、
自社基準を満たす現地調達元を探してきた。
Yamashita氏は「これまでに、自社基準を満たすベトナム企業には出会えていない。
電子分野の裾野産業の発展はまだまだ遅いと言えるだろう。
なぜベトナムの裾野産業の発展が遅いか?」と質問した。
Dong Nai省は588社の裾野産業があり、
ベトナム全体でも裾野産業の一番多い地方ではある。
しかし、Dong Nai省商工局によると、
いずれも品質は未熟で、海外企業の基準を満たすものは、
今も輸入に頼らなければならないのだという。
遅々として進まない政府政策
2007年7月、工業省(今の商工省)は、
決定No. 34/2007/QĐ-BCN で、
2010年までに2020年までを見込んだ裾野産業開発計画を認可した。
2011年2月、首相は引き続き裾野産業開発政策に関する
決定No. 12/2011/QĐ-TTgを発行している。
商工省は、2007年の計画が古くなったとして、
2012年に新しい開発計画を作成すると発表している。
さらに、2011年から発行されている
幾つかの分野における裾野産業開発に関する首相の決定No.12は、
内容がまだ曖昧すぎて、実際にはまだ適用できない状況だ。
政府は、マクロのレベルでは様々な対策を実施してきたが、
裾野産業への対策はまだ浸透できていない。
現在、バイク製造に関する裾野産業だけがベトナムで最も発展している。
市場も活発であることから、
ホンダ等のバイク組立産業が、多くの裾野産業をベトナムに持ち込んだのだ。
バイク製造分野を支える裾野産業は、
政府の支援を得なくても順調に発展してきた。
本来、市場規模がある程度大きくなれば、
裾野産業は自然に発展するものである。
バイク製造分野は現地調達比率が95%に達しており、
ベトナムには全国で500社のバイク関連の会社がある。
ベトナム企業はFDI企業に引けを取らずに、
日本のバイク組立工場に部品を卸しているのだ。
逆に、自動車製造分野は市場規模が小さすぎることもあって、
裾野産業の開発が極端に遅れている。
トヨタベトナムは13の関連企業を利用しているが、
国内企業は2社のみで、それも修理工具を提供する会社である。
Fujitsuベトナムが電気回路生産工場を
Dong Nai省Bien Hoa2工業団地に置いて既に約16年が経ったが、
当初から現在も、資材は全て輸入に頼る状況が続いている。
この16年間、Fujitsu自身も資材調達経費を節約するために、
自社基準を満たす現地調達元を探してきた。
Yamashita氏は「これまでに、自社基準を満たすベトナム企業には出会えていない。
電子分野の裾野産業の発展はまだまだ遅いと言えるだろう。
なぜベトナムの裾野産業の発展が遅いか?」と質問した。
Dong Nai省は588社の裾野産業があり、
ベトナム全体でも裾野産業の一番多い地方ではある。
しかし、Dong Nai省商工局によると、
いずれも品質は未熟で、海外企業の基準を満たすものは、
今も輸入に頼らなければならないのだという。
遅々として進まない政府政策
2007年7月、工業省(今の商工省)は、
決定No. 34/2007/QĐ-BCN で、
2010年までに2020年までを見込んだ裾野産業開発計画を認可した。
2011年2月、首相は引き続き裾野産業開発政策に関する
決定No. 12/2011/QĐ-TTgを発行している。
商工省は、2007年の計画が古くなったとして、
2012年に新しい開発計画を作成すると発表している。
さらに、2011年から発行されている
幾つかの分野における裾野産業開発に関する首相の決定No.12は、
内容がまだ曖昧すぎて、実際にはまだ適用できない状況だ。
政府は、マクロのレベルでは様々な対策を実施してきたが、
裾野産業への対策はまだ浸透できていない。
現在、バイク製造に関する裾野産業だけがベトナムで最も発展している。
市場も活発であることから、
ホンダ等のバイク組立産業が、多くの裾野産業をベトナムに持ち込んだのだ。
バイク製造分野を支える裾野産業は、
政府の支援を得なくても順調に発展してきた。
本来、市場規模がある程度大きくなれば、
裾野産業は自然に発展するものである。
バイク製造分野は現地調達比率が95%に達しており、
ベトナムには全国で500社のバイク関連の会社がある。
ベトナム企業はFDI企業に引けを取らずに、
日本のバイク組立工場に部品を卸しているのだ。
逆に、自動車製造分野は市場規模が小さすぎることもあって、
裾野産業の開発が極端に遅れている。
トヨタベトナムは13の関連企業を利用しているが、
国内企業は2社のみで、それも修理工具を提供する会社である。
サイゴンエコノミックスタイムズ 2012年5月28日