ブルーチップ ベトナム投資ニュース

2011年12月の時点で18.1％であったインフレ上昇率は、
2012年5月までに8.3％まで下がった。
それにより、国家銀行はこの数ヶ月で金利を3％削減した。

今年第3四半期にはインフレは最低限（5％）まで下げられ、
今年のインフレ上昇率は平均6～8％で維持される、との予測となっている。
また、国家銀行は同時期までに、金利を2～3％削減する模様だ。

資金貸付成長率は年初3ヶ月でマイナスであったが、
4月からプラスになると期待されている。
政府も下半期に向けて、積極的に資金貸付を行うよう、
各商業銀行に働きかけている。

USD／VNDレートについては、
2008年まで、国家銀行は毎年VNDをUSDより1％を切り下げてきたが、
2008年以降、経済状況が不安定となったために、
常時、為替レートの調整を行うようになった。

政府決定No.11の発行以来、VNDは安定し、
今年、VNDはアジア地域の中でUSDより高くなっている
珍しい貨幣の1つとなっている。

また、ベトナムのバランスシートについては、
貿易赤字が徐々に減少し、在外送金とFDI資金も減少している。