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2012年06月11日

越広告業界 外国企業の元で探る生き残り策


ベトナムの広告会社は、その大半が外国企業の下請けとして活動しており、
互いに激しい競争をしている。


ベトナム広告協会(VAA)によると、
国内の広告分野は、20年前に誕生してこれまで、急速な発展を遂げてきた。
2005年、国内広告業の売上はわずか5兆VNDであった。
それが2011年には20兆VNDに達している。
その中には、TV広告、オンライン広告、新聞広告、
PR、イベント等の広告といわれる全てが含まれている。
そのうち、70~80%をTV広告と新聞広告が占めている。

外国広告企業が国内市場を掌握

現在、ベトナム全国で広告業に携わる企業は約5,000社ある。
その中には、外国企業または外国企業の支店が30社ある。
上記5,000社の中でも、広告会社として活動しているのは数百社しかない。
残りはイベント、PRを中心に活動している会社だ。

現在、ベトナム広告市場は、75~80%を外国広告会社が占めている。
外国企業はクライアントに広告戦略を作成提出し、
広告費用の10~15%の手数料を取っている。
実際の展開は、ベトナムの下請け会社が作業を行う。

画像の確認

また、現在ベトナムに進出している外国企業は、
これまで長い付き合いのある広告会社を連れてくる。
現在、世界でTOP5の広告会社
(WPP、 Omnicom、Dentsu、Publics、Interpublic)
すべてがベトナムに進出している。
外国企業がベトナムに進出する際、必ず上記5社と提携する。

国内企業 互いにけん制

VAA会長兼若者広告株式会社会長-Nguyen Quy Capによると、
国内の広告分野はまだ未熟で、営業能力も資金力も不足しているため、
外国企業と競争できるような状況ではない。
こうした背景から、ベトナム広告企業は、
生き残りのために互いに激しく競争している。
年初から経済状況の悪化が続いているため、
多くの企業が、広告経費を約20%減らした。

それに対し、国内広告会社は屋外の広告場所を確保するため、
土地借用料を一斉に引き上げ、広告経費を最低10%引き上げた。
その他、ある程度経験を積んだ社員が、
自分で会社を立ち上げ、元の会社の敵となることも多い。

こうしたことからベトナム広告業界では、
国内企業間での不健全な競争が発生している。



CafeF.vn  2012年6月11日

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