ブルーチップ ベトナム投資ニュース

SMCはこの協力によってパワーアップし、ベトナムの鉄加工分野で
上位の立場を保持することができる。

改善される鉄加工技術

SMCのNguyen Ngoc Anh会長兼社長によると、SMC-SUMMITの合弁会社は
当初の投資資金が400万USDで、Sumitomo側で50％、SMCが50％を出資。
SMC - SUMMIT の主力製品は高品質な鉄材で、業者の需要に合わせて
事前に加工する。加工されるのはベトナム国内ではなく輸出向けの鉄だ。
住友の豊富な経験値を利用して日本と韓国の市場向けた鉄製品を加工する。

住友は日本の大手で多くの分野において活動し、Sumitomo Metalや
Coil Center等の鉄加工工場を所有している。
一方のSMCは、ベトナムでは鉄加工･販売の分野における上位企業であり、
市場に5％以上のシェアを持っている。
SMCの販売量は2011年に55万5千トンで、前年比5％の増加となったが
鉄分野の成長がマイナスという背景がある。



現在、SMCはPhu My１（Ba Ria Vung Tau省）に二つの工場を持っている。
これらは2011年の生産能力が8万トン（熱延鋼板）と4万トン（冷間圧延鋼）で
品質と精度が非常に高い。また、2012年8月頃を目途にハノイ市の
Melinh郡Quang Minh工業団地で鉄加工工場の活動を開始し、ベトナム北部の
市場に鉄製品を提供するとともに運用経費の削減を図る。
SMC-SUMMITの合弁会社には活動開始後、すぐ投資資金を1,000万USDに増資し、
最新の加工・生産チェーンを調達と製品の多様化を実施することによって、
マーケットシェアを拡大させる計画がある。