ブルーチップ ベトナム投資ニュース

うち、民営化が予定されているのは367社で、
上記以外の532社は改善対象（解体、倒産、組織改善等）とされている。

また、2012年中に民営化を予定している企業は93社に上る。
その中の22社は省付属機関で、
33社は国営経済グループ付属機関、
38社は地方自治体付属機関となっている。

今年3月末に行われた国営企業再構築セミナーでは、
財務省財政局次長から、2011年10月の時点で、
全国には1,309社の国営企業が残っている、との報告があった。

こうした国営企業の総資産は1.8兆VND近くで、
株主資本　700兆VND、
利益　162兆VND、
国家予算への納入資金　231兆VNDとなっている。
国営企業の社会貢献度としては、
毎年、GDPの35％に貢献し、
工業生産価値の39.5％を創出、
輸出額の50％を占め、
国内収入の28.8％を占め、
労働者120万人に対して、
一人当たり月350万～500万VNDの給与が支給されている、
という状況だ。

しかし、他の経営形態に比べれば効率は悪い。
統計総局の調査結果によれば、
2007～2009年の国営企業の経営状況は、
利益/営業生産総額の比率が3.5～4.3％となっている。
しかし、FDI関係企業では同比9.1～11.7％である。
同様に利益/売上比率についても、
国営企業が6.3～8.2％のところ、
FDI関係企業では10.6～13.1％という状況だ。

上記の結果を単純に受け止めれば、
国営企業の活動能力は、
FDI企業の約50％である、ということになる。