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2012年06月28日

所得格差が拡大するベトナム


CIEM(中央経済研究学院)が、ベトナムでは地方や地域によって
貧富の差が広がりつつあることを発表した。


2011年半ばのデータではベトナム全土において貧困家族が
100万戸を超え、貧困者一人当たりの収入の基準は
農村で月20万~40万VND、都会では26万~50万VNDとなった後
50%の増加を見せた。

最新の基準では貧困者が人口の20%を占めている。

ハノイ市人民委員会の2011年統計によると、ハノイ市民の収入は
一人当たり年間で1,850USD、ホーチミン市は約3,000USD、
Can Tho市が約2,350USDという数字だった。

Ba Ria-Vung Tau省では2010年における一人当たりの収入が
平均で5,800USDとなっており、全国平均より5倍も高い。
ホーチミン市では2015年に平均収入4,800USD、ハノイ市は3,300USDを
目標にしたが、Ba Ria –Vung Tauでは11,500USDの設定だ。

また、収入が非常に低い地方もある。
Nam Dinh省の年収は一人当たり1,920万VND(900USD相当)で、
Bac Kan省が1,460万VND(700USD相当)、Quang Ngai省では
900万VND(400USD相当)、Ha Giang省に至っては
600万VND(300USD以下)となっている。

ベトナムで100万USDを超える資産の所有者が急増しており、
2011年は前年同期比で33%の増加となった。

ベトナム証券市場の情報によると、ベトナムのUSDミリオネア数は
2011年末現在で170人近くに達している。
上位100人の証券資産は200万USDを超え、このうち二人は
1億USDというクラブの条件を満たした。

これは「ベトナム経済改善計画の実行の20年後」にとっては
明るい要素と言える。

CafeF.vn 2012年6月28日

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