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2012年07月16日

国営会社で、給与削減続々実行


2012年の経費節減計画に従って、
多くの国営企業で労働者の給与を5~30%削減している。
それによって、多くの労働者の生活が困難に陥っている。


財務省の統計によると、今年の5月上旬まで83の国営公社、
4社の銀行が併せて13兆VND経費節減を申請したとのこと。

その中でも経営管理経費は3兆VNDで、全体の24.7%を占めている。
残りの経費は資材、燃料等で、約9.418兆VNDである。

ベトナム電力公社(EVN)と、
ベトナム工業石炭・鉱山公社(Vinacomin)では、
すでに数ヶ月前から、社員の給与削減を行っている。

EVNでは平均10%削減としているが、
特に北部公社では、多いところで30%近く
削減されている社員もいるという。
現在、その他手当を含む労働者の収入は、
月500万~600万VNDに引き下げられている。

あるハノイ電力会社の幹部役員によると、
給与自体は、現時点ではまだ調整されていないが、
各種手当の調整は既に進んでいるという。
手当引き下げの原因は、
EVN Telecomから人材を追加で受け付けるにあたって、
給与支払用予算が変わらないためである。

一方、ベトナム国家石油公社 (PVN)では、
もともと他の会社より高い給与を支払っていたが、
この数ヶ月でそれも削減されている。
PVN会長-Phung Dinh Thuc氏は、
経費削減計画の実施にあたって、
全子会社の給与支払用予算を5~10%削減している、と語った。
ただ、優秀な人材に対しては、特別給与制度を実施するという。

あるEVN支配人によると、
2012年までの経費節約計画では、
節約目標を1.8兆VNDとしているとのこと。
そのためには、諸経費と給与で1,600億VND、
生産用の電気代を0.2%を削減する必要があり、
さらに、送電経費の比率を9.5%から9.3%に減らす必要もある。

なかでも、最大に節約できる経費は、
一般の消費電気の1%(1.3兆VND相当)を削減することである。



Vneconomy.net  2012年7月16日

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