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2012年07月23日

外国投資資金 下半期も国債に集中か


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今年上半期、国債への投資資金が増加していることを受けて、
下半期も、外国投資家の国債購入が、
ますます増加することが見込まれている。


今年上半期、国債市場の変動の中で注意すべきことといえば、
外国投資家の積極的な参加である。
2011年後半、国債純購入金額は9.4兆VNDに達した。
今年上半期も、外国投資家は引き続き国債取引を促進しており、
彼らの売買総額は市場全体の33%を占めるに至っている。
こうした動きには、以下の理由が考えられる。

(1)経済状況が不安定になり、経済成長が鈍化しているとはいえ、
 政府が経済全体を再構築することに力を入れていることから、
 ベトナム経済の質自体は改善される傾向にあり、
 高いレベルでの安定が期待できる。

(2)金利の変動傾向が、2012年年初に確定された。

(3)ベトナムの外貨市場は積極的に変動しており、
 この数ヶ月は、安定した状態を維持できている。

(4)国際経済の混迷が続く中、
 外国投資家は、ベトナムを含むアジア諸国の国債に
 投資する傾向を強めている。
 アジア各国の国債は、魅力的な金利制度を適用しており、
 マクロ的な要素も大きく改善されている。

現在、ベトナム国債の魅力自体は、年初6ヶ月以降減っているものの、
VNDの金利下げ傾向はストップした。
今後も外国投資家は、引き続き安定して、
ベトナム国債市場に参加していくことが予測される。

他にも、政府の政策に対する信用が上がっていること、
外貨市場が安定してきていること、
他の国際経済状況がまだ悪いことなどから、
ベトナム国債には、
まだまだ外国投資家の足を止める力が残されていると言える。

ベトナム金融機関の国債に対する投資需要はまだ大きい。
現在、ベトナム金融機関(銀行を含む)の主な投資品目は、
貸付資金と国債である。

金融機関の総資産が新たに5%増加し、
投資額の増加率が5%、資金貸付増加率が8%に達する場合、
金融機関は新たに23兆VNDの国債を投資品目に足す必要があり、
また、返済期限が迫った国債が2兆VNDに達すると、
年末までの金融機関の国債購入需要は40兆VND近くにもなる。

国債への投資を支える要素はいくつかある。

(1)銀行ネットワークの資金流動性が高いこと。
  VND金利が適切な比率で維持されていること。
(2)各商業銀行は投資品目の構造改善や、
  流動性が高く安全な資産を確保したいという傾向になっている。
  その第一の選択肢が国債なのだ。



CafeF.vn  2012年7月23日

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