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2012年09月20日

マクロ経済のリスクは今も成長中!?


ベトナムのインフレ上昇率は今年の末に7.5%~8%まで
到達することが予想されている。


これはハノイ市で9月のCPIが8月より2.47%の上昇を
示したことを受けて発表された。最近9ヶ月間でハノイ市のCPIは
前年同期より月平で均9.24%上昇した。インフレは今年末までに
月1%ずつ上昇すると見込まれている。

経済専門家は、政府は年末まで投資開発活動に対して大規模な
資金を出資しない方が良いと述べた。計画では年末に23兆VNDが
投資開発活動に出資されるという。

財政政策では資金貸付成長率が年末の時点で6%程度にとどまり、
国家銀行が目標とした8%~10%を下回っている。

ベトナム経済中央委員会によると、ベトナムの経済が今のような
状況になった原因は時代遅れの経済構造にある。
銀行ネットワークの不良社債は7%~8%、或いは10%にまで
上昇する可能性もあり、2012年には約300兆VNDに達する。

中でも国営企業の不良社債は非常に大きく、全体の70%を占める。
現状ではこれが最大のリスクとなっている。原因はベトナム銀行の
リスク準備資金を充当することが、国際基準に合わせているため
実施されていないことにある。

さらには、長期間に及んだ公的投資金額の大きさも影響している。

また、国営企業セクターの活動規模も広すぎる。
国営企業はインフラ整備計画の実施時に母体となることが多い。
そのため、公的投資が民間投資より圧倒的に拡大されたのだ。

公的投資はインフレ上昇と経済バランスの悪化に間接的な影響を与え、
民間の投資を排除させる。

生産資金は短期間で集められ、1991年~2011年で年間平均12.7%の
増加を実現させたが、資金利用効果が急速に減り始めている。ICORは
2000年~2005年の4.89%から2006年~2010年の7.43%まで上昇した。

サイゴンエコノミックスタイムズ  2012年9月20日

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