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2012年10月01日

家族経営の大企業


Kinh Do、 DOJI、SSI、Quoc Cuong Gia Lai等は、
時価総額が数兆VNDに上るベトナムでも有数の企業だが、
いずれも家族経営の傾向が強い。


1. Kinh Do

国内食品加工分野の最大手。
設立当初から家族経営で運営されてきた。
取締役会の中でも5名がTran Kim Thanh会長の親戚である。
妻、義弟、実弟などが取締役会に参加している。
その他、社長と副社長も会長の親戚である。



2. SSI

SSI証券は、証券業界でも知られた企業だが、
家族経営の典型例でもある。
まず、SSI会長のNguyen Duy Hung氏が社長を兼任している。
会長の部下は実弟のNguyen Hong Nam氏。
Nam氏は取締役会と運営チームにも参加している。
自身もSSIの大株主であり、所有率は4.51%にのぼる。



3. DOJI

金・銀売買グループDOJIのオーナーは、
Tien Phongバンクの株式20%を買収し、
2012年に同バンクの会長に就任した。
Phu会長の実弟であるTu氏も所有率5%を保有し、
副会長に収まっている。

また、DOJIの支配人は、Phu氏の2人の息子と、妻、弟である。
息子二人はさらに、DOJIの取締役会にも参加すると共に、
DOJIの副社長も兼務している。



4. ACB銀行

8月のKien副会長逮捕後、
同行の運営は独立管理から家族経営に変更しつつある。
ACB創立株主の息子-Tran Mong Hung氏は、
9月にACB会長に就任したほか、氏の妻も取締役会に参加している。

5. Quoc Cuong Gia Lai(QCG)

ブランド車好きで知られるCuong氏(Cuongドルと呼ばれている)は、
Quoc Cuong Gia Lai会社の取締役に参加するとともに、
営業担当副社長も兼任している。
Cuong氏は、QCGのコマーシャルにもよく出てくる人物だが、
実際QCGの営業は全て、氏の実母であるNguyen Thi Nhu Loanによって
運営されている。
Loan氏はQCGの最大株主である。





CafeF.vn  2012年10月1日

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