ブルーチップ ベトナム投資ニュース

ANRPC（天然ゴム生産国協会）の9月期報告書によると、今年は
全世界の自然ゴム生産能力が計画を上回った。中でもベトナムは
特に重要なポジションを担っている。

最新の報告書では2012年の天然ゴム生産は1,086万トンに達し、
前年の同期より5％を増加した。これはANRPCが8月に予想した
1,083万トンを超えるものだ。

ベトナムはインドに代わってタイ、インドネシア、マレーシアに
次ぐ世界第4位の天然ゴム輸出国となった。ANRPCによると、
今年のベトナムにおけるゴム生産は93万トンで、過去に見込まれた
91.5万トンを上回り、2011年との比較では14.5％増となった。

現在、中国に次いで世界第2位の天然ゴム産出国はインドであり、
年内に92万トンを産出するとされている。

タイ、インドネシア、マレーシアの天然ゴム生産能力は全世界の
70％を占める。３国はITRC（国際ゴム連盟）のメンバーでもある。

ベトナムが12月に行われるITRCの会議を視察国として参加するが、
タイ側はベトナムがITRCに加盟する可能性が高いと見ている。
そうなった場合、ITRCは天然ゴム生産の80％を占めることになる。